「一般社団法人 伝統文化創造推進機構」(通称「伝創」)は『地歌舞・古澤流 ”超時空”配信事業』(文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業 」、主催:文化庁、地歌舞古澤流)における、人文学系XR世界合同学会プロジェクトを企画し、「人文学系学会XR世界合同集会」を仮想現実空間の姫路城で世界初開催します。
地歌舞・古澤流 家元 古澤侑峯(ふるさわゆうほう)が、いまコロナ禍だからこそ知ってほしい・感じてほしい日本の伝統文化にこめられた知恵や精神を、舞を通じて表現していく映像を見ながら、考え・発表し・論じ合う場を企画。
第一回 人文学系学会XR世界合同集会 於)VR姫路城
会期 | 2021年2月27日(土)~2月28日(日) 9:00-17:00 |
会場 | ヴァーチャル会場 「MPUF XRCC」 空間内 「VR姫路城」 https://xrcc.mpuf.org |
主催 | 文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業 」 文化庁、地歌舞古澤流 |
発起人 | 一般社団法人 伝統文化創造推進機構、MPUF、地歌舞古澤流 |
参加方法 | 会場はXRCC 内 VR姫路城となります(お申し込み後にIDを発行いたします) 途中参加・途中退場可ですので、どなたでもお気軽にご参加、ご体験ください。 |
申込期日 | 当日(会期終了まで可) |
参加費用 | 学生 500円/各日 、 一般 1,000円/各日 |
※研究者・研究団体の発表のためにXR空間上にポスター会場を公開しております。人文系以外でも学術集会が中止となった学会関係者の参加を歓迎。
地歌舞・古澤流 ”超時空”配信事業_ 「舞」
4本の配信番組
- EP1:地歌舞へつながる日本の舞の歴史1_【古代】神話時代の舞「アメノウズメ」日本の太古の響きと神話時代の祈りの舞を石舞台古墳に捧げる
- EP2:地歌舞へつながる日本の舞の歴史2_【中世】白拍子の舞「静御前」(しずかごぜん)中世の男装の麗人、巫女であり遊女でありファッションリーダーでもあった白拍子(しらびょうし)の登場
- EP3 地歌舞へつながる日本の舞の歴史3_【近世】御殿舞(「亻舞」※人偏に舞)「千鳥の曲」(ちどりのきょく)約350年前から姫路城の奥で秘かに舞われていた「御殿舞」を上演
- EP4 そして地歌舞の完成へ 地歌舞へつながる日本の舞の歴史 最終章_【近世~現代】地歌舞「雪」地歌舞の代表曲「雪」 名作古典を現代技術VRによる新表現で挑み、新たな古典の表現世界を拓く
「舞」特別対談 in XR姫路城(事前収録)
- part1 舞について 日本の身体表現と芸術性 / 日野 晃(日野武道研究所 所長)×古澤 侑峯
- part2 舞と自然 日本人と自然 / 美内 すずえ(漫画家)×古澤 侑峯
- part3 伝統と創作/ 今藤政太郎(人間国宝 長唄 三味線方)×古澤 侑峯
地歌舞・古澤流 および 家元 古澤侑峯について
日本の伝統の舞、「地歌舞 古澤流」は、地歌舞だけでなく、姫路城に伝わった「御殿舞」の流れを汲んで継承している流派です。地歌舞は、「地歌」の演奏に合わせて舞います。「地歌」が、まだ三絃(三味線)が無い室町時代に、琵琶の演奏によって始まったことから、地歌に乗せて舞う「地歌舞」もその頃から始まったと考えられています。
一般社団法人伝統文化創造推進機構からのコメント
新型コロナウイルスの発生と世界的な感染拡大から、人類はこれまでに築いてきた豊かな生活や常識、文化交流が脅かされ、未曽有の危機に直面しています。
このような時代ゆえに、新しい生活様式のもと、常に希望を持ち、心の豊かさを保ちながら生き抜くには、どのようなコトが必要でしょうか。
そのヒントの一つが、日本の伝統文化、その奥底に込められた自然観や哲学にあるのではないかと考えています。そして、本来であるならばこのような危機にこそ、人類共通の知識・価値観を構築し解決の一端を示すことができるはずの交流が停滞しています。
コロナ禍においても安全な学会開催、研究者交流の場を提供するために、世界合同の学術集会・芸術集会をXR上で開催いたします。
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