Yahoo! JAPANが提供する「Yahoo!天気」アプリ(iOS版)が、「雨雲レーダー」に線状降水帯の有無や推移などの発生状況が視覚的にわかる機能(以下、本機能)を追加。2023年7月に先行してAndroid版での提供が開始されています。
線状降水帯は、次々と発生した積乱雲が線状に列をなして並び、数時間同じ場所を通過または停滞することで、広い範囲に集中豪雨をもたらす現象です。近年、線状降水帯の影響による河川の氾濫や土砂災害が全国各地で発生しており、今年の8月に発生した台風7号の際には、中国地方を中心に線状降水帯が発生し、甚大な被害が生じました。
気象庁が公表したデータ(※1)では、1980年頃と比較して直近10年間は、大雨の発生頻度がおおむね2倍にまで増加していると報告されており、特に出水期となるこれからの季節は線状降水帯への備えが求められます。
そこで、「Yahoo!天気」アプリでは、線状降水帯がもたらす豪雨への警戒を高め、ユーザーに対して早めの防災行動を促すことを目的に、本機能の提供を開始。本機能は、気象庁が発表するデータに基づき、線状降水帯が発生すると、降水域を「雨雲レーダー」上に楕円で表示されます。
1時間前から最大30分先までの10分間隔で、発生の有無および推移を確認でき、線状降水帯の発生中は、画面上に注意喚起のメッセージが表示されるため、「雨雲レーダー」を開いてすぐに発生地域を把握できます。
線状降水帯の表示イメージ
Yahoo!天気アプリ
iOS版
Android版
※1:気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」(外部サイト)
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