福崎町(兵庫県神崎郡)は21日、一般財団法人 デジタルスマートシティ推進財団との「インバウンド観光推進に関するパートナーシップ協定」を締結し、観光振興に向けた新たな一歩を踏み出しました。
このパートナーシップ協定により、福崎町とデジタルスマートシティ推進財団は、相互に密接に連携し、それぞれの資源を有効に活用した協働による活動を推進します。
特に、インバウンド観光推進を重点的に取り組み、訪日外国人観光客に向けたサービスの向上を図ります。
主な協定の内容
- (1) 日本の伝統文化の海外への紹介に関すること。
- (2) 在日外国人及び外国人観光客等(以下「外国人等」という)向けに多言語化した情報を提供する仕組みを構築すること。
- (3) 外国人等への観光情報及び避難情報等の提供に関すること。
- (4) その他インバウンド観光推進に資する取組みに関すること。
- (5) 国内旅行者等への同様の情報提供に関すること。
全国各地の自治体や民間団体との提携を通じて、クールジャパン官民連携プラットフォームの一員として、日本の文化・伝統を国内外に発信しているデジタルスマートシティ推進財団は、2016年に設立された民間企業の寄付による団体で、社会貢献活動の一環として、日本全国の魅力を紹介している多言語観光情報サイト「Guidoor(ガイドア)」の運営や多言語化サービス、デジタル情報提供などを行っています。
「(福崎町は)世界遺産姫路城から近距離であるという立地的ポテンシャルがある。また、もち麦に代表される地元ならではのヘルシーな食文化や、歴史的な建造物が保存されて残っている強みは観光資源になりうる。」というのはデジタルスマートシティ推進財団の山﨑 副理事長。
4月末からは汐留メディアタワー(東京都港区東新橋)でのGuidoor(ガイドア))パネル展にて福崎町のプロモーションも行われる予定となっています。
福崎町 尾﨑町長は「(協定は)大変ありがたく心強いことだと思っている。協定をきっかけに インバウンドのお客様にも選んでいただける、お越しいただける、そういった町になれることを期待している」と話しました。
今後、デジタルスマートシティ推進財団からの助言や支援を受けながら、観光情報の発信やサービスの向上に取り組んでいく福崎町。
パートナーシップ協定により、福崎町の観光振興が一層加速され、地域経済の活性化や国際交流の促進に寄与することが期待されます。
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