「寝起きに白湯を一杯飲んでいます」という女優さんやモデルさんが言うのを聞かれたことはありませんか? これは、ただ芸能界で流行っているわけではなく、本当に美容と健康に様々な効果があるからなのです。
また、白湯は昔から日本にある、おばあちゃんが飲んでいるもの・・というイメージもあるかもしれません。実は、白湯は数千年も前から伝わるインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」が起源なんです。
今日は、原材料は「水」だけから作られる白湯の持つ素晴らしいパワーと正しい作り方についてお伝えします。
①そもそも白湯とは?
白湯とは、90℃以上に水を沸騰させたお湯のことです。
お風呂に入るときのお湯は沸騰していないですし、茶葉で煮出しているお茶は白湯ではありません。
②湯冷ましとは、どう違うの?
白湯は水を沸かしたもの“お湯”で、”白湯を冷ましたもの”、または冷ますことを「湯冷まし」と言います。
しかし、「白湯を何度まで冷やしたら湯冷まし」という基準はありません。また、白湯を飲むときも熱々ではなく飲みやすい温度に冷ました方が飲みやすいので「白湯=湯冷まし」とも言えます。
ですので、同じものと見なされているようです。
③アーユルヴェーダ/5つの要素 ~地水風火空~
アーユルヴェーダでは、人の身体も自然界と同じ地水風火空の要素で成り立っていると考えられています。
白湯を作る工程「水を火にかけ、沸かす」で5つ全ての要素が入ります。ですので、白湯を飲むことで身体のバランスも整うと考えられています。
「風」には、空気を循環して、部屋の空気を綺麗にしてくれるらしいよ。だから、なるべく部屋が清潔な状態で作ると良いね!
日本における現代社会では、全てを完璧にする必要はありません。今の自分の生活スタイルに合わせて、出来ることから始めてみましょう。
④白湯を飲むと、どんな効果があるの?
白湯を飲むと、身体の内部が温まりデトックス効果も高まります。体のバランスを整えてくれる万能薬です。
- 便秘解消・・・便秘を解消するには、水分を取ることが必要です。しかし、冷たい水を体内に入れると身体の中は縮こまり、動きを鈍くしてしまいます。温かいお湯を体内に入れると、身体の中もほっとして、腸の緊張もほぐれてくれます。
- デトックス効果・・・朝起きたらすぐ白湯で体内を洗い流しましょう。腸が動き出して、体内の要らないものを排出してくれます。
- 冷え性・・・冷たい水は身体を冷やしますが、白湯習慣を続けることで基礎体温が上がります。基礎体温が上がれば、代謝や免疫力もアップします。
- 不眠症・・・温かい白湯を飲むと、まるで温かいお風呂に入った時のように体がホッとします。身体の緊張がほぐれるので、心もリラックスできて眠れるようになります。
- 他にも、頭痛や食欲不振、お腹の張り、生理痛や余計な脂肪にも効果があると言われています。
⑥白湯の正しい作り方
さて、お待ちかねの白湯の作り方です。
① やかんか鍋に、飲む量より少し多めの水を入れます。(沸騰すると、量が減るため)
② ガス火か直火(ガスコンロでもOK)でお湯を沸騰させます。
③ 沸騰したら、弱火にして蓋を取ります。弱火で気泡がプツプツなっている状態のまま、約15分間。
④ 飲みやすい温度まで冷まし、マイボトルなどに入れて1日かけて飲みましょう。
出来そうにない!という方。
電気ケトル・IHコンロ・沸騰したらすぐ冷ます、でもOKです!!
飲む量は7~800mlくらいにしましょうね。飲み過ぎると、むくみの原因になったり、身体に必要な栄養も水分と共に出て行ってしまいます。
わたしは、冬になるとマシュマロを浮かべたホットチョコレートが飲みたくなったり、ドーナツとコーヒーの組み合わせも大好きな甘党です。
そんなわたしでも白湯を飲み続けていると、最初は「ぬるま湯・・」としか感じていなかったのが「不純物のない、無色透明の優しい癒しの飲み物」として頂けるようになりました。
初めて白湯を飲むと飲みにくく感じられるかもしれません。その場合は、レモン汁やフレッシュハーブ、国産レモンのスライスなどを入れると飲みやすくなります。ぜひ、ご自分の好みにアレンジしてみてください。
わたしは時々、ミネラル補給のために“ヒマラヤ岩塩”を、身体を温めるために“カイエンペッパー”を一振りずつ入れて飲んでいます。
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