往来自粛。兵庫県「特に大阪など」近隣府県の対応を調べてみた

4月5日、兵庫県は「まん延防止等重点措置」実施区域に指定。

「まん延防止等重点措置」「緊急事態宣言」時に行われる感染拡大防止対策として施設やお店の「営業時間の短縮」や「不要不急の外出・移動を自粛」を呼び掛けることが多いのは全国的な話かと思いますが、ふと気になったことがありました。

（兵庫県HP）

兵庫県では「不要不急の外出・移動を自粛」を呼び掛ける場合に「特に大阪など」と記載されるケースが多いのです。

「まん延防止等重点措置区域への往来は自粛しないとダメ」、と素直に取るケースもあると思われますが、

いや、兵庫県も「まん延防止等重点措置実施区域」だし。

と。

確かにみだりに移動して感染拡大を助長するのは否定するところですが、言葉の取り方でしょうか。

兵庫県としては県民の生命を守る、という点からの表現と思われますが、「大阪に行くとコロナ感染の危険性がある」とも取れる表現で、なんだか違和感。

近隣府県の往来自粛の記載はどうなっている？

大阪府

ねこさん

大阪府のホームページで「特に兵庫県に行かないように」とあればバッチバチだなーと思ったのですが記載はありませんでした。

京都府

ねこさん

府外への不要不急の往来を自粛。

岡山県

感染拡大を防止するため、まん延防止等重点措置区域とその他の地域との間におい
て、不要不急の都道府県間の移動は、極力控えるようにしましょう。（全国知事会の克服宣言を提示）

香川県

感染者の多い地域との往来に起因するとみられる感染も増えており、不要不急の外出は、県内外を問わず慎重に検討していただきたい。

ある程度、想定範囲の表現だったのですが。

ですが

県独自指定で「感染流行厳重警戒地域」に

普段、兵庫県のコロナ情報ばかり確認しているせいか、鳥取県の緊張感はただならぬものを感じます。（それが正常かもしれない）

鳥取県

サーバエラー／とりネット／鳥取県公式ホームページ

www.pref.tottori.lg.jp

• 鳥取市の「逢千(あいぜん)」を3月23～30日に利用された方はお電話を！(鳥取市公表内容)
• ○○に○○と接触があるなど、体調に少しでも違和感を自覚された方はお電話を

鳥取県では、新型コロナウイルスの感染が拡大し、警戒が必要な都道府県を感染警戒地域として独自に指定(原則毎日更新)し、当該地域との往来に警戒を呼び掛けています。

不安を差別につなげちゃいけない（※法務省）

感染拡大防止のための往来自粛

兵庫県では13日、１日の新規感染者数が過去最多となる391人と新規感染者数は増加。

重症病床使用率が70％を超えるなど、医療提供体制は逼迫しており、感染拡大防止の行動を取ることは必要です。

経済再生担当相が4月1日「大阪府、兵庫県とそれ以外の地域との往来自粛を求めた」ことは事実ですが「（県内向け）他府県への不要不急の外出は自粛しましょう」「（県外向け）不要不急の来県はお控えください」だと違和感を感じなかったことでしょう。

コロナ対策のつもりが 過剰な反応になっていませんか？（法務省）

思い込みが差別や偏見を生みます。また、悪質な行為には法的責任が伴います。正しい知識・情報に基づいて行動しましょう。