用例とシーン
※過去の公開記事より
「じゅるい」
7月には初収穫も終え、「下岡にんにく村」。
この9月あたまににんにくの種球(たねきゅう)を一期目の倍6000片植える予定を立てられていたのですが台風や秋雨前線の影響もあってあいにくの雨つづき。
今日って植えられますか?
うーん。先週につづいてなんやけど、まだ畑じゅるいからなー。来週かな
意味
「じゅるい」というのは雨上がりなどで土が乾ききっていなくてぬかるんでいる様子のことですが、播州弁でも使われるお国言葉のひとつ。
(出典:goo辞書:全国方言辞典)
調べてみると「じゅるい」については播州地域にかぎらず他でも使用されているようですが個人的な感覚では「ぬかるんでいる」よりまだ水の量が多い感覚だったりします。
「ぬかるんでいる」というのをそのまま言うと「じゅるーなっとー」
「みいひん」
お題:下の写真を使って「○○ひん」
①道の駅 銀の馬車道・神河のたこ焼きちえちゃんの「まるしいたけ入り」たこ焼きが無くなっているのを見てひとこと。
回答例:まるしいたけ入りのたこ焼き”みーひん”なったおもたら、しいたけ入りに変わっとー(訳:まるしいたけ入りのたこ焼きを見なくなったと思ったら、しいたけ入りに変わってる)
「めげる」「めぐ」
「挫ける(くじける)」意味ではなく、「壊れる」という意味。調べてみたところ岡山、広島、徳島の方でも使われる模様。けっして某有名な「メメタァ」ではありません。
台風で家がめげてもた。
めんだらあかんで
なにめんどん?
微妙な言い方
「めんでもた」→「(自分が)壊してしまった」
「めげてもた」→「(自然に)壊れてしまった」
て感じでしょうか。改めて言葉にして書くと妙な感覚です。
「いてる(凍てる)」
大阪で言う「居てる?」(いらっしゃいますか)というのも「いてる」なのですが別の言葉。
会話例
めっちゃ寒いし、道いてとー?(訳:すごい寒いけど、道、凍ってる?)
めっちゃいてとーから気ぃつけんとあかんよ(訳:すごく凍ってるから気をつけないといけないよ)
え、そんなにいてとん?(訳:え、そんなに凍ってるの?)
うん、いててもとー(訳:うん、凍ってしまってる。)
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