2021年1月25日18時30分頃、神崎郡福崎町エルデホールから空を見上げると、月のまわりにまんまるの環。
調べるとこの現象は暈(かさ、halo、英語読み:ヘイロー)というもので日本では月暈(つきがさ、げつうん)とも呼ばれ、見方によっては虹にも見えることから白虹(はっこう、しろにじ)とも呼ばれます。
月暈(つきがさ・げつうん)とは
雲がかっている夜に、月が満月に近い明かりだと雲に月が輪のように暈(かさ)として現れます。
特に寒い季節の場合は雲に含まれる小さな氷の粒がプリズムのような役割をして月暈が現れますが、この日は特に雲が薄かったので、二度見してしまうぐらいにはっきりと月の輪を確認することができました。
なお1時間後の19時半にはすでに環は見えなくなっていたので角度など条件が一致したときに現れるのでしょう。
天気と暈
月暈の太陽バージョン、日暈とともに「日暈、月暈は雨の前触れ」と云われており、ウェザーニュースでも解説されていますが低気圧の接近前には暈が見られることが多いとのこと。
たしかに翌日は雨でした。(「お天気ことわざ」侮りがたし)
吉兆派?凶兆派?
吉兆?
さて月暈という自然現象が分かったところで調べているとなにやら出てくる「月暈=吉兆のサイン」というトピックの数々。
先に書いたように虹にも見えることからその「良い前触れ」と伝えられている「そうです」「らしい」「みたい」
と推測の域を出なかったのは残念ですがご存知の方がいらっしゃれば。
凶兆?
白虹日を貫く(はっこうひをつらぬく)[白虹貫日]
暈(ヘイロー)の別名で「白虹」ということは先に記したとおりですが、古くは中国の「戦国策」魏策には「白虹日を貫く(はっこうひをつらぬく)」という慣用句があります。
白い虹が太陽を貫いてかかる。白い虹を兵、太陽を君主の象徴と解釈することによって、兵乱が起こり、君主に危害を加える予兆とされた。(出典 精選版 日本国語大辞典)
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「吉兆か、凶兆か。福崎町で月暈(つきがさ・げつうん)」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。