先日ご案内した神河町越知の「Cafe Salamander (カフェ サラマンダー)」さん。
その記事の中の一枚の写真の商品に今回はピックアップ。
こちら。
ふとした出逢いで。
Cafe Salamanderさんでお話をしていた際に来られたお客さんの一人。
神河町で水といえば。
こちら越知川周辺には町内外から飲料用だけでなく料理用としても汲みにこられる方も多い「千ヶ峰南山名水」や道の駅や観光協会でも販売されている「神河 飯森の水 JuLin」などが有名ですね。
(千ヶ峰南山名水)
え???
こちらの方は「神河水研」代表の谷川さん。お話をお聞きしたところ2018年3月まで「神河 飯森の水 JuLin」を販売されていた「株式会社 朱里逢 -JURIA-」がこの4月に組織変更と併せて社名変更をされて「神河水研」に。それに併せてパッケージも変更されたようです。
改めておじゃましました。
林業を営む三代目
こちら神河水研さんのある神河町大畑では林業、製材業を営まれる方が昭和のころまでは多くいらっしゃったようで三代目として活躍されていた谷川さん。
1950~60年代は戦後復興と高度経済成長を支える花形産業だった林業ですがしだいに外材の輸入に押され、人件費の高騰ととも衰退の方向に。伐採後は材木用途で伐採に堪えるようになるまでは50年はかかる、といわれた谷川さん。林業を続けることへの葛藤はあったご様子。
そんなおりの水質検査
この名水をもっと多くの人に。
南山名水に行かれた方はご存知かと思いますがこちらの場所では水の自動販売機から必要量をタンクに詰めて購入する形式。
多くの人にもっとこの水を知ってもらうには、ということで遠方の方にも手軽にお求め頂けるペットボトル商品を開発、販売されることに。
兵庫県神崎郡神河町大畑の地は壮観な千ヶ峰山麓の山あいの静かな場所。その千ヶ峰山系のひとつ「飯森山」のふもとで2003年10月に井戸採掘工事を行い、地下120mの深さで毎分600キロリットルを超える地下水脈を捉えることに成功されたそうです。
「真珠の水 成分表」
「千ヶ峰南山名水成分分析表」
すぐ近くの南山名水と比べて成分値が若干違うのが興味深いです。
社内での一貫製造に向けて。
ペットボトル飲料の製造にあたって自動化が必須ということで現在、神河町大畑で汲み上げた水を、他でペットボトルへの充填、密栓という形で行われていますが将来的には自社工場内で一貫した製造を計画されているようです。
原水は,泉源から直接採水したものを自動的に容器包装に充塡した後,密栓又は密封しなければならない。(厚生労働省 清涼飲料水の製造基準より)
お聞きしたところ、あとは充填用の設備を揃えれば社内生産が可能のご様子。無菌室や殺菌などの設備はすでに設置済みということで拝見させて頂きました。
殺菌・貯蔵設備
そのままでも美味しく飲める水ですが販売にあたって除菌フィルターおよび、紫外線殺菌装置による除菌対策をした上で貯蔵タンクに。一般的な基準以上のフィルターが神河水研さんのご自慢。
無菌室
出荷箱詰め用の設備
出荷倉庫
「こんなにいろいろ見せてもらっていいんですか?」なんてことをお聞きしながら気さくに会社をご案内いただきました。
水の自動販売機あります。
ペットボトル飲料の生産体制を整備中の神河水研さんですがお客様が自ら詰められるのは問題ないということで水の自動販売機が会社横には設置されています。
名水を使って○○○
ちなみに一般的な家庭でのお風呂の更湯(※一番風呂)が体に悪いといわれるのは水にミネラル分が少なく消毒用の残留塩素が原因でもあったりするのは知られている方も多いと思います。
あるんですか!
初公開。名水風呂
水の会社なればこそ、といった感じでしょうか。
社内にあるこちらは一般にはご利用頂けませんが特別に見せて頂きました。蛇口をひねれば名水100%(笑)贅沢ですね。
水への想い
「約60%は水分という人体。健康にとって良質な水を飲むことは正しい食事をすることと同じ。自然サイクルの中で醸成された水を飲んでもらいたい。」と谷川さん。
4月のパッケージ変更から随時商品の入れ替えをされているそうで5月半ばにはほぼ完了したとのこと。各町の観光施設、お店でお求め頂けるということなので気になった方はお試しください。
「購入可能場所」
・道の駅 銀の馬車道・神河(神河町)
・カーミンの観光案内所(神河町)
・グリーンエコー笠形(神河町)
・峰山高原ホテルリラクシア(神河町)
・かさがた温泉せせらぎの湯(市川町)
・パン有本(市川町)
・市川町サービスエリア 市川神姫レストラン(神河町)
基本情報
- 所在地 〒679-2403 兵庫県神崎郡神河町大畑字尾之瀬223-1
- 定休日 土・日・祝
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