全国の商業施設や交通機関、公共施設、オフィス、学校などの女性個室トイレに、生理用ナプキンを常備・無料提供する日本初のサービス「OiTr(オイテル)」を展開するオイテル株式会社は、「トイレットペーパーのように、個室トイレに生理用品が行き届く社会」の実現を目指し、「テラッソ姫路」にOiTrを設置し、2025年7月19日よりサービスを開始しました。
新規設置施設
以下の施設にOiTrを設置し、2025年7月19日よりサービス開始しました。
施設名 | テラッソ姫路 |
所在地 | 兵庫県姫路市駅前町27 |
設置台数 | 20台 |

テラッソ姫路のコメント
当社はオイテル株式会社の「必要とするすべての⼈に⽣理⽤品が⾏き届く社会」を創出していくという思いに共感し、今般当社が管理運営する商業施設「テラッソ姫路」および同施設内のシネマコンプレックス「アースシネマズ姫路」のトイレ全面改装に合わせて、本サービスを導入させていただくこととなりました。ご来店されるたくさんのお客様にとって、本サービスが生理に伴う負担の軽減に役立ち、より安心してゆっくりとショッピングや映画鑑賞をお楽しみいただく一助となればと考えています。
「OiTr(オイテル)」について
OiTrは、全国の商業施設や交通機関、公共施設、オフィス、学校などの女性個室トイレに生理用ナプキンを常備・無料提供する日本初のサービスです。専用アプリ(無料)をダウンロードし、ユーザー登録することで、2時間ごとに1枚、25日間で最大7枚の生理用ナプキンを無料で受け取ることができます。OiTrは、全国28都道府県の307施設に3,445台を設置(2025年6月時点)しています。
OiTrの生まれた背景
日本の社会問題は国や行政だけでは解決が難しく、「私たちにできることはないか」と考え、ソーシャルビジネスに取り組みました。2019年のジェンダーギャップ指数で日本は153ヵ国中121位と過去最低記録となりました。この指数は「健康」「経済」「政治」「教育」分野から構成されています。中でも「健康」の分野には、女性特有の健康課題も含まれます。 私たちは、女性の健康問題解決に着目しました。
女性の社会進出が増え、それに伴いライフスタイルが大きく変化したことにより「女性特有の健康問題」が生じています。その一つが生理です。生理にともなう負担は心や体にとどまらず、経済格差や機会損失にまで及んでいます。それは、決して個人の問題ではなく、社会全体で解決すべき課題だと私たちは認識しました。
「生理の貧困」への取り組み
日本では「生理の貧困」が経済的な問題として捉えられがちですが、世界的には、生理用品はもちろん、清潔な水や衛生的な環境、生物学と生殖に関する教育など、生理に最低限必要なものにアクセスできない状態を指します。単なる物質的支援だけでなく、教育や意識改革を含む包括的なアプローチが求められます。
OiTrのプロジェクトを通じて「これからの当たり前」を全ての人が考えるきっかけとなり、生理をめぐる課題に対して、一人ひとりが意識を持ち行動することが求められます。 その積み重ねが、社会全体での解決につながり、より良い未来を創る一歩になると信じています。
COMMENT
「『テラッソ姫路』にOiTrを設置。女性個室トイレに生理用ナプキンを常備し、誰もが安心できる社会へ│姫路市」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。