福崎町の観光とキャリア教育を融合！福伸電機が初の「親子バスツアー」を開催

兵庫県福崎町に本社を構える自動車・産業関連部品メーカー、福伸電機株式会社が神戸市立工業高等専門学校（神戸市西区）の生徒とその保護者を対象に、工場見学と地域観光を合わせた「親子バスツアー」を9月に初めて企画、実施しました。

ツアーには、関係者を含め42名が参加、福崎町内の観光と福伸電機の工場見学を体験しました。

学生のキャリア形成と地域振興をつなぐツアー

このバスツアーは、神戸高専と福伸電機との対話から生まれた、学生のキャリア形成（SDGs）と福崎町の地域振興を目的とした画期的な取り組みで、公益社団法人兵庫工業会も後援者としてオブザーバー参加し、地域の未来を担う人材育成に力を入れています。

観光から工場見学まで盛りだくさん！

福崎駅前ではガジロウがお出迎え

辻川界隈を散策

特産もちむぎ料理に舌鼓

ツアーでは、まず福崎町の観光名所を巡りました。

河童に会える公園として有名な辻川公園や、町出身の「民俗学の父」柳田國男の生家を訪問し、地元の文化と歴史に触れた参加者たち。

福伸電機株式会社 福崎工場

観光後には、福伸電機の最新の製造ラインを見学。

ロボット化や自動化が進んだ工場で、最先端の技術を目の当たりにした参加者たちは、未来の技術者としての興味をさらに深めたことでしょう。

グループ懇親会での意見交換も盛況

グループ懇親会

工場見学の後は、福伸電機の若手リクルーターたちとのグループ懇親会が開かれ、学生たちは、積極的に質問や意見交換を行い、熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。

ツアーを通じて、専門的な知識や技術を持つ高専生を将来的に確保することも目的のひとつですが、キャリア教育の一環として、また「福崎町の魅力も知ってもらいたい」という想いもしっかりと伝えたい、と福伸電機。

高専生のキャリア教育の重要性

今回の親子バスツアーは、学生に職業観を身に付けさせる重要なキャリア教育の一環です。

高専では実践的な技術者を育てることを目標としており、在学生が社会に出る前にさまざまな職業に触れることは非常に大切で、このような取り組みは、大学や高等教育機関に限らず、中高一貫校や高等学校などでも実施されており、学生の将来に向けた準備を進めています。

まとめ

福崎町と福伸電機が協力して実施した今回の「親子バスツアー」は地域の魅力と先端技術に触れる絶好の機会となりました。

キャリア教育と地域振興を一体化したこのような取り組みが、今後も続いていくことで、地域の未来と技術者育成に大きな貢献を果たすことでしょう。