ハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」と、兵庫県三木市がコラボレーションし、同市の特産品である“三木金物”を道具として用いて作品を制作する企画「三木金物×Creema アイデア募集コンテスト」が実施されました。
この度、クリエイターによるオリジナル作品9点が誕生し、その中から2023年11月4日(土)・5(日)に開催された『三木金物まつり』にて実施された一般投票を経て、入賞作品4点が決定しました。
Creemaクリエイターがオリジナル作品を生み出す新企画
日本屈指の金物産地として知られる兵庫県三木市の“三木金物”は約400年の歴史をもち、受け継がれてきた鍛治職人の高い技術で作られるその金物は国内外から高い評価を得ています。三木金物の道具の切り口は、仕上げの作業がいらないほどの滑らかさで「素材が息をする」とまで言われ、その質の高さを表しています。
本企画は、国の伝統的工芸品にも指定されている「鋸(のこぎり)」「鑿(のみ)」「鉋(かんな)」「鏝(こて)」「小刀(こがたな)」など三木金物製品を道具として使い、クリエイターがオリジナル作品を制作するというもので、地域の特産品である“素材”の提供ではなく、 “道具”を貸し出す作品募集は初めての企画となります。
三木金物の特長とクリエイターの技術・想像力が融合した9作品が誕生
三木金物の特長である滑らかな切り口を活かし、ブローチや木皿、花台、神棚など、Creemaクリエイターによるオリジナル作品9点が完成しました。全9作品は2023年11月4日(土)・5日(日)の2日間に渡り開催された「三木金物まつり」にてお披露目され、会場での一般投票により、グランプリ・準グランプリ・三木金物賞・審査員特別賞が決定。これらの作品は本日よりCreema限定で展示・販売がスタートし、一部は三木市のふるさと納税返礼品としても検討されています。
制作クリエイターの声(一部抜粋)
・しっかり握りしめて力が入れやすく、なおかつ繊細に扱えるので、細かい彫から深く荒い彫まで幅広く彫れました
・木に刃が食いついているような、素晴らしい切り心地でした
・使い勝手もさることながら、デザイン性も優れているのが魅力です
入賞作品一覧
全9作品を紹介する特設サイト
【グランプリ】作品名:Hoshikage~星影/クリエイター名:treehome
天板に抜いたほぞ穴※で星を、脚のシルエットで地球を表現して、釘やビス等の金物を使用せずに組んだ飾り棚。天板のほぞ穴と柱のほぞ加工に鑿(ミノ)を使用。
※木材や金物などを接合する際に、一方の材に作った突起にはめ込むために他方の材に作った穴のこと
【準グランプリ】作品名:卓上猫脚花台/クリエイター名:小さな家具屋
脚を鑿(ミノ)で手彫りした飾り台。艶消しのウォルナットの色味が植物との相性が良い作品です。
【三木金物賞】作品名:小さな神棚Kasagumo/クリエイター名:TWCDesign
富士にかかる笠雲をイメージして制作した小さな神棚は、シンプルなデザインでどんなお部屋にも馴染みます。鳥居の加工に鑿(ミノ)を使用。
【審査員特別賞】作品名:玉石洗い出しステップ/クリエイター名:YAWATA KOGYO
框の高い玄関での昇降を快適にするステップ。左官の伝統技法”洗い出し”を用いてこれまでにない愛らしいフォルムに。モルタル塗りつけや成形、玉石押さえに鏝(コテ)を使用。
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