株式会社河出書房新社から、写真集『ねこは液体』が12月6日(水)に発売。
「猫は液体なのではないか……?」
21世紀初頭よりSNS上では様々な論議がなされてきた。
また、それを証明する決定的瞬間を捉えた画像なども数多くアップされ続けている。この話題を一気に世界規模に盛り上げたのが、マーク=アントワーヌ・ファルダン(Marc-Antoine Fardin)氏が2014年7月に発表した論文「猫の流動学について(On the Rheology of Cats)」だ。ファルダン氏は、フランス国立科学研究センター(CNRS)やパリ・ディドロ大学ジャック・モノー研究所に所属する歴とした物理学者である。物質の変形や動きをテーマとする「流動学」を研究していた氏は、自らの成果を解説するための絶好の事象として「猫の液体化」に目を付けたのである。
ファルダン氏のこのノーベル賞級の画期的論考は、惜しくも2017年にイグノーベル賞(“人々をクスッと笑わせ、考えさせた研究”に与えられる賞)を受賞するに留まった。
だが、それでも猫は液体化し続けている。
本書は、全国の愛猫家の方々にご協力をいただき、猫の液体化の決定的瞬間を捉えた写真集である。さらにその形状や特徴をカテゴライズすることによって、液体化の多様性に迫ることを目的としている。
液体ねこをタイプ別に分類
あんもにゃいと【円形および半球体対応渦巻形状】
にゃぷんたぷん【表面張力による横溢形状】
ぐにゃんぐにゃん【半液体化による流動形状】
シュレーディンガーの箱を満たすねこ【六面体容器における液化形状】
【本文、掲載写真見本】
あんもにゃいと
にゃぷんたぷん
ぐにゃんぐにゃん
シュレーディンガーの箱を満たすねこ
書籍概要
タイトル | ねこは液体 |
著者 | 「ねこは液体」調査委員会 編 |
仕様 | 148mm×148mm・80ページ |
定価 | 1430円(税込) |
発売日 | 2022年12月6日 |
COMMENT
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