その発想は無かった！「甘地駅」周辺で進む「スイートランド計画」とは

2022年11月半ばごろ、「甘地駅（市川町）がなんか工事中」という情報が入ってきました。

後日、実際に現地へ向かってみたところ、「市川町駅施設等環境整備事業 甘地駅前整備工事（公衆トイレ）」となっており、仮設トイレが設置されているのを確認。

工事は2023年3月31日までの予定。

今回の工事については「公衆トイレ」を改修、新築、ということになりそうですが、調べてみると「甘地駅周辺地区基本構想」として”スイートランド”計画の一部であることが判明。

うさ

「スイートランド」ってなに？

市川町駅施設等環境整備事業

甘地駅前整備工事（公衆トイレ）

「工事中」の様子

設置中の仮設トイレ

※画像 11/18 時点

甘地駅周辺地区基本構想

甘地駅

「駅をまちづくり、観光振興の活性化拠点、町の顔として活用する」「安全・安心で快適な交通・ネットワーク拠点とする」ことを基本構想に進められる甘地駅周辺地区基本構想。

環境整備事業に先立ち、基本構想策定業務が2018年10月から2019年3月まで三井共同建設コンサルタント株式会社 によって行われ、「利用者意向の把握 」「課題の整理」などが行われました。

甘地駅・鶴居駅周辺地区まちづくり基本構想「利用者意向の把握」

「駐車場がない」「トイレが利用しにくいこと」「近くに売店や飲食施設がないこと」などが甘地駅の利用者から挙げられ、事業構想に組み込まれました。また「駅前５差路が危ないこと」「歩道が狭いところ」といった意見も。

「甘地駅前５差路」

市川町役場は2019年7月に「甘地駅・鶴居駅周辺地区まちづくり基本構想」としたページをホームページ上で更新し、目的や内容について公開しており、全体事業については2040年までのおおむね20年間を予定しています。

なお早期に解決できる問題から事業化を進める、ということから「甘地駅前整備工事（公衆トイレ）」も全体事業のひとつとなっています。

うさ

しらなかった・・・

“スイートランド” 計画

甘地駅周辺地区基本構想として挙げられているテーマは「豊かな土壌がまねくスイートな出会い」。

うさ

「スイート」！？

ワードが強烈すぎて、一瞬どういう意味なのか理解できませんでしたが、「甘地（あまじ）」の名前にちなんだということで理解。

ねこさん

「スイート（甘）」＋「ランド（地）」ってことか

甘地駅周辺は、市川町全体の活性化に資する仕掛けづくりに挑戦する。甘地の名前にちなんだ“スイートランド”をテーマにした場づくりを行う。

市川町とは長らくの縁ですが「甘地」を「スイートランド」と略す発想はありませんでした。

ちなみにAIでの翻訳が優秀な「DeepL」で翻訳してみると甘地は「sugared land」「sweet mochi cake」「sweet potato」など当たらずとも遠からず。

「DeepL」での翻訳

甘地駅すぐのJA施設を改良し、スイートランドとして飲食施設（チャレンジショップ等）やイベントスペースが設けることが方針として示されています。

市川町では「甘地駅周辺は、市川町全体の活性化に資する仕掛けづくりに挑戦する。甘地の名前にちなんだ“スイートランド”をテーマにした場づくり」「役場周辺をシビックゾーン、市川高校、川辺小学校、市川町文化センターを結ぶ文教ゾーン、商業施設が集積する商業ゾーン、市川水際部をスポーツレクリエーションゾーン」として整備を進めていく予定。

なお、現時点では仮の案ですが、甘地駅周辺部を整備し、道の駅・まちの駅として人や情報がつながる一体的な空間を目指すことも検討されている模様。

甘地駅前広場整備計画（案）

なんということでしょう

駅前にはロータリー、一般乗降場スペースが確保され、商業施設、駐車場、大きな駐輪場スペース、また親水公園も見えます。

また５差路は４差路になり安全性が増しています。

上記はあくまで「案」であるため、実際には変更になる可能性もありますが、市川町の駅周辺を利用した地域コミュニティや観光振興の拠点としてスイートランドが完成する日が望まれます。