新型コロナについて新規陽性者数の数値より、生命に関わる重篤度がどれほどのものかは関心が高いところ。
第6波の中心となっているオミクロン株は感染力の高さは示されながらも、多数が軽症、無症状と診断されることから、過去に無い新規陽性者数が発表されても、どこか緊張感に欠ける部分が否めないのも事実。
2022年1月初めからの兵庫県内での新規陽性者は135,661人、死亡者数は240名(※2/17まで)という状況となっています。
2022年1月初めから2月17日時点までの死亡率についてグラフ化してみました。
第6波の新規陽性者数と死亡率グラフ
データは兵庫県が毎日公開しているオープンデータから加工。
- ①青の棒グラフは直前1週間合計の新規陽性者数を示しています。
- ②赤の折れ線グラフは1週間合計の死亡者を①で割ったもの。
こうして見てみると新規陽性者数は2月8日、9日辺りをピークとして減少していると言えるでしょう。
今後、新規陽性者が減少しながら死亡者数が増えるようであれば死亡率は上昇し、現時点では0.4%といったところですが母数となる新規陽性者数は過去と比較しても5倍程度あるため、0.4%と言いつつも、死亡者数は第4波(2021年4~6月)に近いものがあります。
過去の波の死亡者数を2軸で表示したグラフ
過去の波の死亡率を2軸で表示したグラフ
過去の例を見てみるとピークアウトして1ヵ月後ぐらいに死亡率のピークを迎える傾向が見られます。(3波、4波など)
波によって主となる株が異なるため、一概には言えませんが2月2週目をピークとするのであれば3月2週(3/7~3/11)ごろの死者数が気になる点。
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