2021年8月、サイト(WordPress)の運用サーバーを「Z.com WP」から当サイトを「Xserver(エックスサーバー)」へ移転(ホームページの引越し)しました。
その際にハマった点などを運営の防備録がわりに。
なぜ移転(引越し)するのか
過去にもホームページの話をする場合に「家」や「土地」になぞらえたことがありますが、ホームページの「引越し」についても、リアル世界での生活環境の変化に伴う引越しに似た部分があります。
- ①家族が増えてきたので引越し(容量の都合)
- ②学校や職場に近い場所へ引越し(スピードの都合)
- ③そこに住めなくなった。
「Z.com WP」で①②について問題なかったのですが、今回は③
家に入ることができなくなった(裏口からも)。
ホームページも長らく運用しているとデータベース(DB)が肥大化して、ゴミがたまっていきます。定期的にDBメンテナンス(ゴミだし、整理整頓)は行っていますが、今回はDBが破損。
正確には少し違いますが、イメージとしては家の中のものを一旦退避させたあとに、入れようとしたら玄関などの入り口が壊れた、というような状況。
現実とは異なり、ホームページの場合は「壊れる前に戻す」と言った時間遡及も可能ですが、今回にいたってはその魔法も無効に。
異なる世界線(DB)からアクセスも不能となり、なすすべ無し。(ちなみに「Z.com WP」では安全のため、一部例外ファイルを除き wp-content 以下のみ操作可)
さて困りました。
管理画面(ダッシュボード)にも入れない、DBにもアクセスできない、など復旧に必要なアクセス方法がなくなった場合は通常はホスティング会社へ問合せをし、対応を待ちましょう。
Z.com WP から Xserver への移転
レンタルサーバーでユーザー側で操作不能になった場合は、ホスティング会社の対応待ちとなりますが
2021年、お盆の頃、サイト上で「502エラー」が頻出。プラグイン、テーマのアップデートに伴うDB接続エラーであることが大半。
応急処置としてのエラー解消方法としては
- プラグイン全停止
- PHP等の再起動
- テーマ、プラグインを最新に更新
- プラグインを個別に「有効」
という順にすれば改善されるケースが多いでしょう。
Z.com WP
「Z.com WP」はワードプレス専用のサーバーでワードプレスの設置に限定されますが、大規模サイトを運営でもしないかぎりはパフォーマンスに優れており、高速SSDストレージ、ワンクリックでのレストアが可能。AMPを採用していますが月間40万人程度、同時接続10,000人を超えても安定(ビジネスプラン 2020年実績)。
今回のトラブルについても通常通り復旧予定だったのですが、ステージング(仮環境)からの同期が1日経っても終了しない状態に。
推測の域を出ませんが、今回のケースでは「バックアップからの復元」「別サイトからのコピー」などを比較的短時間に行ったため負荷増大が原因。(そもそもプラグインを入れすぎ感)
DBに変更のかかる「バックアップ」や「レストア」などの操作はできず、phpMyAdminにもログインできないため、サーバー利用者側での操作はできません。
サーバーとの通信状態が不安定な事態にもかかわらず、手動でDBの修復を試みたのがトドメになりました。
ダッシュボードはおろか、DBにも入れず「詰み」
ホスティング会社の対応待ちでしたが過去にも負荷増大の兆候があったので、当サイトについて「Xserver」へ移転をすることにしました。
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