日本酒発祥の地・宍粟！小学生が魔法をかけた「甘酒が苦手」でもおいしい、簡単スイーツレシピ誕生

兵庫県宍粟市（しそうし）は、実は知る人ぞ知る「発酵のふるさと」。 そんな歴史ある発酵文化を次世代に繋ぐ、素敵なプロジェクトが話題。

市立山崎西小学校の6年生たちが、地元の伝統「甘酒」を現代風にアレンジ。「甘酒が苦手な子でもおいしく食べられる！」とっておきの簡単レシピをご紹介します。

※画像提供：宍粟市

なぜ宍粟市は「発酵のふるさと」なの？

記事を読み進める前に、ちょっとだけ宍粟のすごい歴史をご紹介。 宍粟が「発酵のふるさと」と呼ばれるのには、3つの大きな理由があるんです。

• 日本酒発祥の地： 奈良時代の『播磨国風土記』に、宍粟の一宮町にある「庭田神社」で初めてカビ（麹）を使ってお酒を作ったという、日本最古の日本酒の記述が残されています。
• 豊かな自然資源： 千年以上前から湧き出る「千年水」などの名水や、澄んだ空気で育ったお米。これが美味しいお酒や味噌、醤油の源です。
• 受け継がれる「人」の技： 自然の恵みを活かす職人たちの技が、今も大切に守られています。

小学生が挑んだ「甘酒×スイーツ」の魔法

そんな歴史ある発酵文化に触れた山崎西小学校の6年生13人。 地元の酒蔵や麹店を見学する中で、「もっと甘酒を身近に楽しんでほしい！」という思いが芽生えました。

「独特の風味がちょっと苦手…」という自分たちのリアルな感覚を大切に、「おいしく、簡単に！」を追求して生まれたのが、こちらの4つのオリジナルレシピです。

ホットケーキ編：朝食やおやつに

甘酒の効果で、まるでお餅のような「もっちり感」が楽しめるかも！？

うまいホットケーキ シンプル・イズ・ベスト！児童たちが自信を持って「うまい！」と言い切る自信作。

ドリンク編：おうちカフェに

あわざけ ふわふわの泡？それとも新しい食感？ネーミングに期待が膨らみます。

オレオレオレンジドゥーリンク オレンジの爽やかさと甘酒のコクが絶妙にマッチ。ゴクゴク飲める進化系ドリンクとのこと。

レシピはどこでもらえるの？

「作ってみたい！」と思った方は、ぜひ以下の場所でレシピをチェックしてみてくださいね。

• 宍粟市役所 ロビー
• 市立図書館
• 宍粟市公式ホームページ

児童たちは「ぜひ実際に作って味わってほしい！」と満面の笑顔。

伝統の「発酵」と、子供たちの「自由な発想」が混ざり合った、宍粟ならではの優しい味をぜひご家庭で。

おわりに

歴史ある「日本酒発祥の地」で育った子供たちが、自分たちの手で新しい文化を作る。 そんな温かい循環が、宍粟の未来をもっと美味しく、楽しくしてくれそうですね。