兵庫県の山と海が手を取り合い、新しい特産品の誕生が目前に。
南あわじ市の春の味覚として知られるサクラマスの稚魚を、なんと神河町の水で育てる取り組みが始まっています。この素敵なコラボレーションは、両地域の魅力を最大限に活かした「オール兵庫」のブランド化を目指しています。
きっかけは「神河の清流」
南あわじ市の特産品であるサクラマスは、通常、稚魚を県外から仕入れて養殖されていました。しかし、神河町の山名宗悟町長らが視察に訪れた際、この話を知ったのがきっかけで、「神河町のきれいな川で稚魚を育て、一緒に兵庫県を盛り上げよう!」という熱い想いが芽生えたのだそう。
ヤマメとサクラマス、実は同じ魚なんです
サクラマスは、川で育つヤマメが海に降りて大きく成長した姿。両者は分類学的には同じ魚で、ヤマメにはパーマークと呼ばれるユニークな小判型の模様があります。
このパーマークはサケの稚魚の特徴で、成長すると消えてしまうのが一般的です。
地元の漁協も全力応援
神河町の長谷漁業協同組合は、地域の特産品である川魚料理に力を入れてきました。この新しい挑戦を地域の活性化に繋げるべく、サクラマスの養殖を新たな事業として位置づけ、卵から出荷まですべて神河町で行うことを目指しています。
2025年からは、神河町内の店舗でヤマメを使ったメニューが提供されており、サクラマスだけでなく、ヤマメの魅力も広がりそうです。
山と海が手を取り合って育てる「オール兵庫」のサクラマス。今後の成長が楽しみですね。






























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