姫路市の書写山のふもと、豊かな自然に囲まれた「姫路市書写の里・美術工芸館」。 長年親しまれてきたこの美術館が、2026年3月末をもって通常開館を終了し、閉館へと向かうことになりました。
そのフィナーレを飾るにふさわしい、新春特別展「根付<NETSUKE>-手のひらの宇宙」が開催されます。
「根付(ねつけ)」ってなに?
江戸時代、着物の帯に巾着や印籠を吊るすための「留め具」として使われていたのが根付です。 わずか数センチの小さな世界に、象牙や木を使って、動物や人物、物語の一場面を精密に彫り込んだ、まさに「極小の日本美術」。
その美しさとユーモアは、今や世界中のファンを魅了し、単なる道具を超えた「手のひらの中の宇宙」として愛されています。
今、見ておきたい!注目の現代根付
本展では「京都清宗根付館」のコレクションから、現代作家による遊び心あふれる約250点を展示します。
躍動感あふれる「一騎当千」(及川空観 作) 馬に乗り薙刀を構える巴御前の姿は、小ささを忘れさせるほどの迫力です。
思わず笑顔になる「走幅跳」(斎藤美洲 作) リスが砂場に着地した瞬間を切り取った作品。足についた砂まで彫られている細やかさには脱帽です。
色鮮やかな「福の神」(岸一舟 作) 狂言のワンシーンを表現。福の神のひょうきんな表情に、新しい一年のパワーをもらえそうです。
30年の感謝を込めて。書写の里・美術工芸館のいま
1994年の開館以来、書写出身の清水公照さんの作品や、播州の伝統工芸を伝えてきた「書写の里・美術工芸館」。 老朽化などの影響で、通常開館は2026年3月末までとなり、その後は閉館に向けた準備が進められる予定です。
静かな時間が流れるこの場所で、素晴らしい美術品に触れられる機会は、あとわずか。 今回の「根付展」は、この美術館が積み重ねてきた歴史と、日本の伝統美を同時に味わえる貴重な機会となります。
新春特別展「根付<NETSUKE>-手のひらの宇宙」
- 会期 令和8年1月6日(火曜日)~3月31日(火曜日)
- 会場 姫路市書写の里・美術工芸館
- 通常開館終了 令和8年3月末予定
- お問い合わせ 姫路市書写の里・美術工芸館
入館料とアクセスについて
気になる入館料は、大人の方が500円、大学生・高校生は300円、そして小・中学生はわずか70円と、とても気軽に立ち寄れる設定です。20名以上の団体で利用される場合は、さらにお得な割引(大人400円、大学・高校生240円、小・中学生50円)も用意されています。
会場へは、JR・山陽電鉄の姫路駅から神姫バス「書写山ロープウェイ」行きに乗って約25分、終点で下車して徒歩3分ほどで到着します。無料の駐車場も約45台分完備されているので、お車でのドライブがてらの訪問も安心です。
【ワークショップ】世界に一つの根付作り
展示を見るだけでなく、実際に体験できるイベントも開催されます。
- 内容: 鹿の角を彫って、自分だけの根付作りに挑戦!
- 講師: 現代根付作家・及川空観さん
- 日時: 令和8年3月1日(日曜日) 13:00〜15:00
- 申込締切: 2月17日(火曜日)まで(抽選)
プロの作家さんに教わりながら、伝統文化に触れる特別な時間を過ごしてみませんか?
書写山のロープウェー乗り場からもすぐ近くです。 お散歩がてら、30年の歴史を感じながら、手のひらの中の壮大な世界をのぞきに来てください


































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