福知山高校の声掛けで発足した「アフター大河バトンプロジェクト」の一環で、全国の高校生が大河ドラマにちなんだ「黒板アートグランプリ」が2022年12月17日(土)に兵庫県の出石永楽館で行われます。
グランプリ大会では、5作品の各参加校をZoomで繋ぎ、作品紹介の時間を設けるほか、審査員により黒板アートの作品グランプリが決定。
参加校は京都府立福知山高等学校、兵庫県立柏原高等学校、埼玉県立深谷商業高等学校、鎌倉女学院中学校高等学校、兵庫県立出石高等学校の五校。
黒板アートグランプリ
開催日 | 2022年12月17日(土) 14時~15時40分 |
場所 | 出石永楽館(兵庫県豊岡市出石町柳17-2) |
黒板アートグランプリ応募作品と制作エピソード
■「麒麟がくる」/京都府立福知山高等学校
テーマ:『麒麟がくる』(2020年放送)
美術部と美術部卒業生とがそれぞれアイデアを持ち寄ってデザインを作成させました。イラストは、光秀を古代人と現代人が挟むように麒麟にまたがり、過去から未来へのつながりを表現しています。朝焼けの市街地を駆ける姿を描き、将来への希望、福知山の魅力を凝縮して表現しました。
■「麒麟がきた」/兵庫県立柏原高等学校
テーマ:『麒麟がくる』(2020年放送)
モチーフは地元の「黒井城跡」山頂の夕暮れです。2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」放映時に同ドラマが丹波市にもたらしている影響を探る授業の中で登りました。戦国時代の山頂からの眺めに想いを馳せ、夕陽のまぶしい斜光が差し込む山頂で、男女2人の生徒が太陽に向かってたたずむ情景をパノラマサイズで撮影し、黒板アートに仕上げました。
■「白雲を突き抜ける渋沢栄一翁」/埼玉県立深谷商業高等学校
テーマ:『青天を衝け』(2021年放送)
白雲を突き抜ける渋沢栄一翁の姿をテーマとし、上に向かって昇りつめていく躍動感が感じられるような作品を目指しました。1~3年生12人で制作したこの作品は、それぞれの得意分野によって分担し、細かい所までこだわって作りました。黒板アートは間違えた所を気軽に消せたりと、メリットもありますが、重ね塗りをすると色が落ちてしまうなどのデメリットもありました。そんな黒板アートならではの性質に苦戦しながらも、工夫を重ねることで理想の作品を作り上げることができました。
■「鎌倉 由比ヶ浜、日射る」/鎌倉女学院中学校高等学校
テーマ:『鎌倉殿の13人』(2022年放送)
朝日が昇る鎌倉の由比ヶ浜、流鏑馬をモチーフに太陽を貫き「鎌倉から未来を切り開く」というテーマで描きました。流鏑馬は鎌倉時代に源頼朝が催行し鶴岡八幡宮で今もなお続く武技です。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のオープニングの雰囲気を参考に美術部の中学生、高校生15人程で取り組みました。
■「夫婦散歩」/兵庫県立出石高等学校
テーマ:『八重の桜』(2013年放送)
作品で描かれている時代は明治元年。鳥羽・伏見の戦いや戊辰戦争があった頃です。争いが多く、心に余裕を持つのが難しかったのでは無いかと思い、「夫婦散歩」というタイトルをつけました。また、出石の名物とも言える出石城跡をモチーフに夫婦で並び、ゆったりとした時間を過ごせたら良いなと考え、出石城跡の風景を選びました。ドラマのタイトルに「桜」とあるので、桜の景色もあればより幻想的になるのではと思い、八重と、一人目の夫である川崎尚之助の周りに桜の木や花弁を散らしました。
「アフター大河バトンプロジェクト」公式SNS
アフター大河バトンプロジェクト
福知山高校の生徒が大河ドラマ『麒麟がくる』で活気づいたまちの盛り上がりを持続させるために発案し、高校生を対象にした問題解決・提案型の全国大会「デザセン2021」で上位10傑にも入りました。
また福知山市が主催する、主体的に行動できる「光秀マインド=まちづくりへの挑戦心」を持った人材を育成するための事業「若者まちづくり未来ラボ事業」のプロジェクトです。
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