心に響く手話ダンス！第3回全国手話ダンス甲子園で「共生」のメッセージが輝く
2025年9月21日、兵庫県福崎町で「第3回全国手話ダンス甲子園」の決勝大会が開催されました。手話とダンスを融合させたパフォーマンスに、会場は感動と熱気に包まれました。
「全国手話ダンス甲子園」は、歌詞や楽曲の世界観を手話、表情、ダンスなどで表現する、新しい形のアートです。年齢や性別、国籍、障がいの有無に関係なく誰もが参加でき、「共生」の大切さを伝える場にもなっています。
全国から約50チームが応募し、熾烈な予選を勝ち抜いた23チームが決勝の舞台に集結。どのチームも個性あふれる熱演を披露し、観客を魅了しました。
広島のチーム「Ohai Ali”i」が優勝！福崎町のチームも健闘
見事優勝に輝いたのは、広島市を拠点に活動する「Ohai Ali”i（オハイアリイ）」。歌詞のない音楽に手話で物語を紡ぐ「手話ポエム」という独自の表現方法が高く評価されました。
Ohai Ali”i（オハイアリイ）」
2位には和歌山県紀の川市の「LeLien（ルリアン）」、そして地元のチームも大健闘、福崎町と加西市のメンバーで構成された高校生チーム「Miracrew（ミラクルー）」が3位に入賞しました。
LeLien（ルリアン）
Miracrew（ミラクルー）
特別賞も多数発表され、それぞれのチームのユニークな才能が称えられました。
- メッセージ賞： ユメドオリ（姫路市）
- ダイバーシティ賞： チームフクシン（福崎町）
- アートパフォーマンス賞： RAYVEL（東京都・神奈川県）
- ダンスパフォーマンス賞： sign topaz（神戸市・西脇市）
- 審査員特別賞（ガジロウ賞）： ZIGGY.B（福崎町）
感動の言葉、そして未来へ
審査員を代表して、吉冨さくらさんは「車椅子でのパフォーマンスに工夫が見られるなど、新たな発見がたくさんあった」と、出場チームの創造性を賞賛。
「素晴らしい時間をありがとうございました」と、感謝の言葉を述べました。
吉冨さくらさん
審査員として、またゲストパフォーマンスも披露した手話ダンスユニット「HANDSIGN（ハンドサイン）」のSHINGOさんは「20年前には想像もできなかった景色が広がっている」と、手話ダンスが発展していく未来に期待を寄せました。
SHINGOさん「HANDSIGN（ハンドサイン）」
TATSUさん「HANDSIGN（ハンドサイン）」
また、TATSUさんも「期待以上に素晴らしかった」と出場者を称え、「皆さんの笑顔をもらって、初心に戻れた」と、出場者への感謝を伝えました。
言葉の壁を越え、手話とダンスで心を通わせた「全国手話ダンス甲子園」。
出場者の熱い想いと、観客の温かい拍手が、未来への希望を紡ぐ感動の一日となりました。
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