福崎町産もち麦を使ったビールが完成し、15日お披露目が行われました。ビールの開発、製造は六甲ビール醸造所(有限会社アイエヌインターナショナル)。
通常、大麦やライ麦から作られることの多いビール。
同じ麦ならと約20年前にも「もち麦ビール」の構想はありましたが、当時の技術、嗜好からは実現には至らなかったと福崎町。
もち麦ビールの開発にあたって、六甲ビール醸造所が選んだビールスタイルはベルギーで14世紀から製造されていたビール「ホワイトエール」。
ホワイトエールの伝統製法にならい「もち麦ビール」にはコリアンダーと橙皮を加え、爽やかですっきりとした味わいになっています。
完成した「福崎町特産もち麦BEER(仮称)」
麦芽化していない小麦タンパクによる白濁した色と、酸味が特徴の白ビールですが、「もち麦を使うことで泡もちがよく、すっきり爽やかで独特の酸味、口当たりはとろみがある印象のビールになった」「このもち麦ビールが地域の魅力向上の一助となれば」と六甲ビール醸造所ヘッドブルワー大渕さん。
福崎町尾崎町長は「福崎町のクラフトビールとして、地域の方や、訪れる観光客の皆様に心から喜ばれるビールに育っていくことを願っている」とコメント。
福崎町産もち麦の生産量うち約7.7%しかない希少な「フクミファイバー」を麦全体の5%使用。
完成した「福崎町特産もち麦BEER(仮称)」は3月1日より福崎駅前、辻川の両福崎町観光交流センターで数量限定で発売されます。(730円/1本)
なお試飲会が予定されており、3月5日、6日の福崎駅前でのイベント(両日先着70名)、3月12日、13日の姫路大手前公園(両日先着100名)でのイベント内にて試飲することが可能。
試飲会での反応やアンケートは2022年度の新麦で仕込むビールにも反映される予定。
「福崎町特産もち麦BEER(仮称)」を持つ、尾崎町長と大渕 氏(六甲ビール醸造所 ヘッドブルワー)
記者発表の様子
福崎町特産もち麦BEER(仮称)
販売開始 | 2022年3月1日~ |
販売場所 | ・福崎町駅前観光交流センター ・福崎町辻川観光交流センター |
販売価格 | 730円/1本 ※数量限定 |
内容量 | 330ml |
アルコール分 | 5.0% |
原材料 | 麦芽(ドイツ製造)、オート麦、もち麦(福崎町産)、ホップ、小麦、だいだい皮、コリアンダー、糖類 |
ビールスタイル | ホワイトエール |
フクミファイバー
高β-グルカン含量・もち性・プロアントシアニジン欠失を育種目標として、「GlacierAC38」由来のamo1遺伝子と「四国裸97号」由来のwax遺伝子を持つ「四R系3755」を母親、「ant28-2131」由来のant28遺伝子を持つ「四系9814」を父親として交配を行い、系統育種法により育成した渦性の六条裸麦。
β-グルカン含量が極めて高く(従来のもち性品種の約2倍、うるち性品種の約3倍)、従来のもち性品種と比べても、穀粒硬度が高く、60%歩留まり搗精時間が長く、砕粒率が低い。(農研機構)
販売場所
福崎町駅前観光交流センター(フクちゃんプラザ)
福崎町辻川観光交流センター(サキちゃんプラザ)
COMMENT
「特産もち麦を使った「白ビール」完成。地域の魅力アップの一助に!福崎町」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。
[…] 麦を使用した「もち麦ビール」がついに登場です🍻🤤✨ (写真引用:いいものタウン) […](Unknown)