兵庫県は24日、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者1名が発生したことを発表。
患者は豊岡市在住の70代女性。マダニの活動期となる春から秋にかけて草むらや藪などの生息地にはマダニに咬まれないよう長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくするなど注意するよう呼び掛けています。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
感染症法では四類感染症に位置付けられており、SFTSウイルスを保有するマダニに刺咬されることで感染。
症状
発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主張とし、ときに、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴う。
血液所見では、血小板減少(10万/㎣未満)、白血球減少(4000/㎣未満)、血清酵素(AST、ALT、LDH)の上昇が認められる。致死率は10~30%程度(厚生労働省)
病原体 | ブニヤウイルス科フレボウイルス属の重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome : SFTS)ウイルス |
感染経路 | 主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺咬されることで感染 |
潜伏期 | 6~14日 |
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