パナソニック株式会社は、阪神電気鉄道株式会社が運営する阪神甲子園球場のスタジアム照明に、投光器などのLED照明器具計756台を2021年シーズンオフに導入する予定であることを公表。
今回のLED化は阪神甲子園球場における「環境保全の推進」の取り組みの一環で、既存のHID照明器具をLED照明器具に置き換えることで、スタジアム照明によるCO2排出量を約60%抑制できる見込み。
パナソニック株式会社によると「甲子園球場の伝統的な情景を守りながら、新たな照明演出を可能にする照明器具を導入する計画」とのこと。
照明鉄塔は、光色が異なるメタルハライドランプと高圧ナトリウムランプを組み合わせた伝統的な照明「カクテル光線」を特注LED照明器具で再現し、甲子園球場のナイターにおける温かみのある情景を踏襲。
導入予定のLED投光器(イメージ)
ステージ照明などで用いられる通信規格であるDMXによる制御が可能な調光システムを導入することで、照明のスムーズな調光や瞬時点滅、照明による文字・図柄の描写などが可能で、スタジアム内のメインビジョンや音響と連動したダイナミックな空間演出が可能に。
演出例「縦縞模様」「THマーク」「格子模様」
LED照明設備の概要
- 投光器などのスタジアム照明 計756台
- DMXによる照明演出制御の採用
- 4K・8Kテレビ放送規格への対応
工事期間 | 2021年11月~2022年2月下旬(予定) |
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