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紡がれる平和への願い:福崎町戦没者追悼式で次世代へ平和の尊さを伝える

紡がれる平和への願い:福崎町戦没者追悼式で次世代へ平和の尊さを伝える
ニュース

2025年5月25日(日)、福崎町のエルデホールにて、福崎町遺族会主催の戦没者追悼式が執り行われました。

厳かな雰囲気の中、町内遺族を中心に関係者が集い、戦争で尊い命を落とされた方々への哀悼の誠を捧げるとともに、平和への誓いを新たにしました。

紡がれる平和への願い:福崎町戦没者追悼式で次世代へ平和の尊さを伝える

80年の時を超えて、深まる平和への思い

大東亜戦争(太平洋戦争)において、福崎町ではは607名もの方々が犠牲となりました。

福崎町遺族会の内藤会長は、式辞の中で「80年の歳月が流れ、遺族も高齢化が進み、その数は減ってきています。しかし、恒久平和の実現に向けて、戦争の悲惨さを風化させることなく、忘れずに後世へと伝えていく」と、力強く語りました。

紡がれる平和への願い:福崎町戦没者追悼式で次世代へ平和の尊さを伝える

福崎町遺族会 内藤会長

兵庫県知事から平和へのメッセージ

兵庫県知事の齋藤知事も追悼の言葉を寄せ、「兵庫県民を代表して、心からの哀悼の誠を捧げます。祖国を想い、家族の安寧を願いながら戦禍の犠牲となられた方々に思いを馳せる時、今なお深い悲しみが胸に迫ります。私たちが享受している平和や豊かさは、戦没者の方々の尊い犠牲と苦難の歴史の上に築かれていることを決して忘れてはなりません。誰もが安全に安心して暮らすことができる社会の実現に、これからも力を尽くしていくことを約束します」と、平和への強い決意を表明しました。

戦争体験を語り継ぐ「語り部」の言葉

今年は戦後80年という節目の年でもあり、隣接する市川町で戦争体験を語り継ぐ「語り部」として活動されている堀尾幸二さん(96歳)を招いての「戦争の語り部」も実施。

紡がれる平和への願い:福崎町戦没者追悼式で次世代へ平和の尊さを伝える

堀尾 幸二さん

自身の胸に深く刻まれた戦争の悲惨さを、一つひとつの言葉に重みを込めて語った堀尾さん。

「ともに平和な世界が続くよう、これからも語り継いでいきましょう」と結ばれた堀尾さんの言葉は、参加者一人ひとりの心に深く響き、平和の尊さを改めて認識する機会となりました。

戦争の記憶を風化させることなく、次世代へと平和のバトンをつないでいくことの大切さを改めて感じた戦没者追悼式。

福崎町から発信される平和への願いが、これからも多くの人々に届くことを願っています。

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