兵庫県福崎町の小学生訪問団、遠野市を訪問—友好都市共同宣言10周年記念式典が開催

兵庫県福崎町と岩手県遠野市の友好都市宣言締結10周年を記念して、福崎町の小学生訪問団が8月26日に遠野市を訪れ、市役所本庁舎で歓迎式と記念式典が開催されました。

福崎町は、『遠野物語』の著者である柳田國男の生誕地として知られており、平成26年に遠野市と友好都市共同宣言を締結。

2014年の「広報ふくさき」

10周年を迎えた2024年、福崎町内の4つの小学校から15名の児童が遠野市を訪問し、両市町の絆を再確認する機会となりました。

歓迎式では、田原小学校6年生の深江琉楓さんが訪問団を代表し、「柳田國男先生と深いつながりのある遠野市で、遠野物語や佐々木喜善先生の学びを福崎町に持ち帰りたい」と述べ、今後の友好関係のさらなる発展に期待を寄せました。

遠野市の佐々木一人教育長は、「遠野市の児童と友情を深め、この縁が今後も続くことを願っています」と述べ、参加児童にカッパ捕獲許可証を手渡して温かい歓迎の意を表しました。

カッパ捕獲許可証を受け取る児童

また、遠野市の多田市長は「記念式典を契機に、福崎町との交流がより一層深まることを願います」と述べ、福崎町の尾﨑町長も「遠野市の皆様と協力して友好の場を広げていきたい」と語っています。

（左）福崎町 尾﨑町長 （右）遠野市 多田市長

10周年記念プロジェクト：特産品を活かしたクラフトビールの開発

10周年を記念し、福崎町のもち麦と遠野市のホップを使用したクラフトビールを開発するプロジェクトがスタート。

遠野市の上閉伊酒造株式会社が製造を担当し、このビールは令和6年10月26日に福崎町で開催される「福崎秋まつり」でお披露目される予定となっています。

両市町の絆のさらなる強化に期待

この交流を通じて、両市町の関係がさらに深まり、地域間の絆が一層強化されることが期待されます。