妖怪で町おこしを進める兵庫県福崎町に、22基目となる新しい妖怪ベンチ「砂かけ婆(ばばあ)」が設置され、22日には関係者を招いての披露式が行われました。
福崎町は、同町出身の民俗学者・柳田國男にちなみ、2017年より妖怪をテーマにした町おこしを進めています。
妖怪ベンチは、町内の商業施設を中心に設置されており、観光客が楽しく町を巡ることができる人気の取り組み。今回設置された「砂かけ婆」は、その第22基目にあたります。
設置費用は250万円で、地域活性化と妖怪ベンチ事業に賛同した但陽信用金庫福崎支店が、企業版ふるさと納税制度を通じて全額寄附し、福崎町役場前に位置する同支店(兵庫県神崎郡福崎町西田原1403)前に設置されました。
「姫路城からの観光客が、福崎町の河童や妖怪に興味を持ち、さらに銀の馬車道を北上しながら鉱石の道へと進む観光ルートが築かれることを期待している」と但陽信用金庫福崎支店。
尾﨑町長は「砂かけ婆ベンチには、口から風を出す仕掛けや、体に隠された十二支など、楽しいギミックが満載です。ぜひ多くの方に楽しんでいただきたい」とコメントしました。
「砂かけ婆ベンチ」は、初めて口から風を吹き続けるギミックを搭載し、体とアンバランスな大きな頭、現代風にアレンジされたピンクのメッシュやハート型の指や瞳など、遊び心あふれるデザインが特徴です。
新妖怪ベンチの設置により、さらに多くの観光客が町を訪れ、地域経済の活性化につながることが期待されます。妖怪をテーマにしたベンチは、ただの観光スポットにとどまらず、地域の文化や歴史を感じさせるものとして、多くの人々に親しまれるでしょう。
COMMENT
「福崎町で22基目の妖怪ベンチ「砂かけ婆」が登場!ギミックや遊び心たっぷりのデザインにも注目」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。