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世界へ跳べ。ロングジャンパー「吉田弘道」の挑戦|福崎町

世界へ跳べ。ロングジャンパー「吉田弘道」の挑戦|福崎町
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男子走り幅跳びで活躍する福崎町の吉田弘道(よしだ ひろみち)さん(福崎西中学校⇒姫路商業高等学校⇒立命館大学⇒神崎陸協)が26日、福崎町役場へ表敬訪問を行い、6月1日から行われる日本選手権(第107回 日本陸上競技選手権大会)を前に報告と意気込みを語りました。

世界へ跳べ。ロングジャンパー「吉田弘道」の挑戦|福崎町

福崎町尾﨑町長(左)と握手をする吉田弘道さん(右)

21日には横浜市の日産スタジアムで開催されたセイコーゴールデングランプリ 男子走り幅跳び決勝で日本歴代3位となる8メートル26(追い風1・0メートル)を記録し、昨年の世界王者に4センチ差をつけ優勝。

メディア各社でも大きく取り上げられることになりました。

(参考:日本歴代記録※男子走幅跳)※2023/05/21 時点

順位距離風速氏名所属日付
18m401.5城山正太郎ゼンリン2019/08/17
28m360.6橋岡優輝富士通2021/06/27
38m261吉田弘道神崎郡陸上競技協会2023/05/21
48m251.6森長正樹日本大学1992/05/05
58m230.6津波響樹東洋大学2019/08/17

この記録は2023年8月にブダペスト(ハンガリー)で開催される世界陸上競技選手権大会の参加標準記録(8メートル25)を満たし、6月の日本選手権で3位以内に入れば自身初となる世界選手権への出場が決定します。

東京オリンピックへの出場がひとつの夢だったという吉田さんですが、代表選出には至らず、走り幅跳びを続けるか迷ったこともあったのだそう。

小学校時代の神崎郡陸上競技大会、リレーカーニバルがきっかけで陸上競技の道を進むことになった吉田さん。

高校生時代には全国高等学校総合体育大会陸上競技大会で男子走幅跳第2位になり、福崎町からスポーツ功績賞を受賞するなど、数々の入賞、受賞歴は華やかな印象がありますが、企業に属せず日々練習を続ける吉田さんの印象は「ひたすら謙虚」。

不調の中、臨んだ先の大会では1本目の試技で自己シーズンベストとなる7メートル74を出し、気持ちが楽になったといいます。

「自分のやりたい動きや、試合に出る楽しさとか自信とかを取り戻せたら」と徐々に調子をあげ、6本目には日本歴代3位となる記録をたたき出しましたが、「まだ、この試合で記録を出せただけの状態」「まだまだすごい人がいる」と語る吉田さん。

しかしながら「不調の中、出せた記録は自分の中では70パーセントぐらいの出来、まだまだ伸びる余地がある」と頼もしい限り。

福崎町尾﨑町長は「平常心で(日本選手権)に臨んでほしい。楽しんでやれば結果はついてくる」とコメント。吉田さんは「プレッシャーも力に。気負いせずにいい跳躍をしたい」と日本選手権に向けて話しました。

初の世界選手権出場をかけ、注目される6月1日からの日本選手権(第107回 日本陸上競技選手権大会)の男子走幅跳は大会3日目 6月3日(土) 、ヤンマースタジアム長居(大阪府大阪市東住吉区)で開催されます。

ヤンマースタジアム長居

ヤンマースタジアム長居

次ページ:追記「第107回 日本陸上競技選手権大会」「ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会」

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