学校法人都築学園 神戸医療未来大学(福崎町高岡)、株式会社 寺尾製粉所(姫路市福本町)、福崎町の三者による「福崎町特産もち麦振興に関する産官学連携協定」が締結。
9日、神戸医療未来大学で締結式が行われ、併せて福崎町産もち麦「フクミファイバー」を使った試作品のお披露目が行われました。
産官学連携(産学官連携)協定は三者が連携・協力することにより、福崎町特産のもち麦振興に関する種々の取り組みを行うことを目的に締結されるもので「もち麦の商品開発」「もち麦の研究」「もち麦の利用・販売促進」といった内容が盛り込まれています。
協定書にサインする三者
締結式に際し、「栄養学、健康科学を中心とした学術研究の視点より福崎町もち麦を使用した新たな商品開発に貢献し、健康長寿のための一翼を担いたい」と神戸医療未来大学 都築学長。
地元産穀物の製粉、製茶加工を行う寺尾製粉所 寺尾代表取締役は「高齢化社会の到来を踏まえ、(今回の連携で)さまざまな課題解決のひとつとして福崎町産もち麦を使った付加価値の高い商品を開発し、提供したい」とコメント。
福崎町尾﨑町長は「三者の連携を深め、福崎町のもち麦商品が全国の消費者に魅力ある商品として親しまれることを願っている、そのような新たな商品が開発されることを期待している」と述べました。
今回試作として発表された商品は町産もち麦品種「フクミファイバー」を使用した「焙煎もち麦粉」を用いたもので「もちむぎ豆腐」と「もちむぎコーヒー」の二品。
なお「もちむぎ豆腐」は実際に試作商品がお披露目され、関係出席者による試食会があわせて実施されました。
「もちむぎ豆腐」
「もちむぎ豆腐」には寺尾製粉所による、焙煎もち麦粉が練りこまれており、口に入れるともち麦の香ばしさが鼻にわずかに抜けます。黒蜜、きなこで頂く「もちむぎ豆腐」は風味、食感、舌触りともにさながら「わらびもち」。
寺尾製粉所の商品
商品の開発は「兵庫県令和4年度アグリビジネス創出支援事業採択プロジェクト」に採択されており、今後学生や高齢者施設等での試作品の試食が行われ、2023年1月には商品のテスト販売が実施。
4月頃より一般向けに実店舗、通販での販売が予定されています。
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