世界的な冒険家・植村直己さんの精神を継承する「植村直己冒険賞」。
記念すべき第30回の受賞者が、2026年2月12日に発表されました。
今回の受賞は、これまでの「山・川・極地」という冒険のイメージを覆す、驚きの内容です。
2025「植村直己冒険賞」は、海に挑んだ小坂薫平さんに
全131件の冒険の中から選ばれたのは、素潜り漁師の小坂薫平(こさか くんぺい)さん。
その受賞理由は、「素潜り・手銛(てもり)一本で、前人未到の100kg超イソマグロを捕獲した」という、まさに命懸けの挑戦です。
生き物と真っ向から対峙する冒険が本賞を受賞するのは、今回が初めてのこと。
小坂薫平さんってどんな人?
- 驚きの経歴: もともとはカナヅチだったという小坂さん。そこから鍛錬を重ね、現在は息止め6分45秒、潜水68mという驚異的な身体能力を持つ世界記録保持者です。
- 「フェア」へのこだわり: エアタンクも水中銃も使いません。自分の肉体と、一本の銛(もり)だけで、自分より遥かに強い巨大魚と対峙します。
- 10年越しの悲願: 2015年から追い続けてきた「伝説の巨大魚」イソマグロ。2025年5月、ついに全長198cm、重さ105.5kgという金字塔を打ち立てました。
なぜ「冒険」と呼ばれるのか?その哲学的な魅力
単に「大きな魚を獲った」だけではありません。小坂さんの挑戦が「冒険」として評価されたのは、その向き合い方にあります。
「海や魚と対等であるか」
小坂さんは、あえて危険で不合理な「手銛一本」という手段を選びます。
それは、自分が命を落とす可能性もある、自然との「フェアな勝負」をするため。効率を求めず、自らの限界を試しながら海の本質に触れようとするその姿勢は、まさに植村直己さんが大切にした「独創的な探求」そのものです。
6月には授賞式&記念講演も開催
この感動的な冒険の軌跡を、直接本人から聞けるチャンスがあります。
巨大魚と対峙した瞬間の緊迫感や、海の中で何を感じたのか。小坂さんの言葉は、きっと私たちの日常にも勇気を与えてくれるはずです。
- 開催日:2026年6月20日(土)
- 会場:日高文化体育館(兵庫県豊岡市日高町)
- 内容:表彰式、小坂薫平さんによる記念講演
豊岡市と「冒険の心」
兵庫県豊岡市は、植村直己さんの故郷。
市内には「植村直己冒険館」もあり、常に新しい挑戦を応援し続けている街です。今回の発表も、地元の府中小学校の子どもたちに中継されるなど、街全体でこの素晴らしいニュースを祝いました。
























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