兵庫県では第2波に備えた判断基準のひとつとして「新規陽性者数(1週間平均)」を挙げており人数によって「感染小康期」「感染警戒期」「感染増加期」「感染拡大期」としていますが2020年7月29日、兵庫県では46名の新型コロナウイルスの新規陽性者が発表され、新規陽性者数(1週間平均)が30人を突破しました。
兵庫県の第2波に備えた判断基準
※画像:兵庫県
2020年07月28日まで
30人を超えたことで対応の方向性が「緊急事態宣言並み」となるのか気になるところでしたが条件が変更になったもよう。
2020年07月29日以降
30人を超えたことで「感染拡大期Ⅰ」に。対応の方向性は「感染増加期」の「制限強化」と同じ表現に。感染が再拡大している地域への不要不急の移動の自粛を呼びかけ。事業者に向けて休業要請などについては言及されていません。(29日時点)
兵庫県の状況
※新規陽性者数(1週間平均)が10を超えた場合、再要請(自粛要請)が行われる可能性あり
1.新規陽性者数(1週間平均) | 2.重症病床の空床数 | 対応の方向性 | |
7月29日 | 31.7 | 63 | 制限強化 |
7月28日 | 29.4 | 63 | 制限強化 |
7月27日 | 26.4 | 67 | 制限強化 |
7月26日 | 25.7 | 67 | 制限強化 |
7月25日 | 21.7 | 70 | 制限強化 |
7月24日 | 20.1 | 70 | 制限強化 |
7月23日 | 20.3 | 70 | 制限強化 |
知事メッセージ
直近1週間の移動平均で30人を超え、「感染拡大期」に入りました。
「感染警戒期」から6日で「感染増加期」に、「感染増加期」からもわずか6日での移行であり、県内で感染が急速に拡大していることが懸念されます。
現状では若年層が大半ですが、60代以上の患者割合が増加傾向にあり、このまま感染拡大が続けば、重症患者の増加や病床の逼迫など、事態が深刻化しかねません。
県民、事業者の皆様には、これ以上の感染拡大を食い止めるため、次のことについて、改めて徹底をお願いします。
事業者の皆様へ
- ガイドライン等に基づく感染防止対策を徹底するとともに「感染防止対策宣言ポスター」の掲示をお願いします。
特に、接待を伴う飲食店及びその他の酒類の提供を行う飲食店は、ガイドライン遵守の徹底をお願いします。 - 施設での「兵庫県新型コロナ追跡システム」への登録と、施設内でのQRコードの掲示をお願いします。
- 在宅勤務(テレワーク)、TV会議、ローテーション勤務等により、出勤者数の削減をお願いします。
県民の皆様へ
- 東京都など感染が再拡大している地域への不要不急の移動を自粛してください。
- 業種ごとのガイドライン等に基づく感染防止対策がなされていない施設の利用を自粛してください。
- 大人数での会食や飲み会を避けてください。特に、若年層をはじめとするグループは、接待を伴う飲食店等の利用を控えてください。
- 飲食の場では大声での会話や回し飲みは避けてください。
- 「3密」の回避、マスクの着用等、「ひょうごスタイル」に取り組んでください。
フェーズごとの対応方針(社会活動制限)について
感染拡大期1(7/29~)
外出自粛等 | ○東京都など感染が再拡大している地域への不要不急の移動の自粛を要請 ○発熱等の症状がある場合は外出を控えるよう要請 ○特に、高齢者や基礎疾患のある者は、不要不急の外出を自粛するよう要請 ○ガイドライン等に基づく感染防止対策がなされていない施設の利用自粛を要請 ○大人数での会食や飲み会を避けること特に若年層をはじめとするグループに対し、接待を伴う飲食店等の利用を控えるよう要請 ○大声での会話、回し飲みを避けるよう要請 ○感染防止策がなされていないイベントへの参加自粛要請 |
イベント | ○全国的・広域的な祭り・野外フェス等の 中止又は延期の要請 ○ガイドラインに基づく感染防止策がなされ ていないイベントの中止又は延期を要請 ○開催の目安 ・屋内:5,000 人以下、定員の半分以内 ・屋外:5,000 人以下、距離を十分確保 ・1,000 人超のイベントは事前相談を要請 |
事業活動 | ○業種ごとの感染予防ガイドラインに基づく感染防止対策の徹底を要請特に接待を伴う飲食店及び酒類の提供を行う飲食店等に対し、保健所による食品衛生法上の指導にあわせた感染防止策の周知 |
出勤等 | ○在宅勤務(テレワーク)、TV会議、ローテーション勤務等の徹底 ○「三つの密」の回避 |
COMMENT
「【兵庫県】新規陽性者数(1週間平均)30人超え「感染拡大期Ⅰ」へ|対応の方向性が変更」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。