【気になる】第二波 新型コロナ陽性者の年齢属性｜高齢者増加の兆し？

兵庫県では緊急事態宣言解除後（5月25日）初の新型コロナ陽性者が2020年6月19日に公表されました。6月末以降徐々に陽性者の数が全国的に増えており、7月23日は全国で900名強という具合。

主に兵庫県内の新型コロナ情報について気になる情報をお届けしている当サイトですが7月も半ばをすぎて「緊急事態宣言解除後の流行の傾向が知りたい」という声をいただく機会が増えてきてきました。

緊急事態宣言解除後（5月25日）以降、兵庫では6月19日以降の感染状況について7月24日現在時点の情報をグラフ化してみました。（6/19～7/24 14時 242件）

※グラフの数値は累計数

健康福祉事務所：管轄別

陽性者発表のあった健康福祉事務所でグラフ化。居住地別で表示すると姫路で発表があっても居住地が他県の場合、累計に反映されず正確な感染拡大エリアが掴みにくいためご了承ください。

積み上げグラフ

発表日別の積み上げグラフで表すと以下のようなグラフに。人口の多い、「神戸」「伊丹」「西宮」「尼崎」「宝塚」「姫路」が比率としては高め。

折れ線グラフ

折れ線グラフで表した場合、7月16日辺りから急増。「神戸」は急増ですが次いで「西宮」。直近だと「尼崎」が増加傾向。

100%積み上げグラフ

100%積み上げグラフで表示すると各日のエリア別陽性者比率を視覚化することが可能になります。これをみると6月19日は1名（芦屋 100%）だったものが6月21日には西宮が加わり、6月23日からは神戸での陽性者が含まれることがわかります。

感染者発表エリアの傾向として

• ①6月24日から「尼崎」
• ②6月26日から「宝塚」
• ③7月1日から「加古川」
• ④7月9日から「明石」
• ⑤7月10日から「加東」「洲本」
• ⑥7月12日から「姫路」
• ⑦7月14日から「丹波」
• ⑧7月18日から「赤穂」

の順に陽性者エリアが広がっている気配。

年代別×日

陽性者の構成比率としては合計の積み上げグラフで見た場合、10代から30代が7割近いことが判ります。またほぼ重症化しないことは日々のデータの傾向としても挙げられますが60代以降への感染拡大が懸念されるところ。

積み上げグラフ

折れ線グラフで見る年代別推移

あくまで7月24日までの傾向ですが20代の増え方が急激。10代、30代、40代は緩やかに増加傾向。60代は先の世代に比べると増え方の幅が狭い。

7月14日あたりから70代、80代、90代が増えつつあるのが気になります。

100%積み上げグラフ

100%積み上げグラフで見た場合、どの年代にいつぐらいから拡がっているか把握しやすいかと思います。当初30代の感染で始まった緊急事態宣言解除後の新型コロナ感染ですが6月中は20代、30代、50代の感染がメイン。

現在10代から30代が多いと言われていますが10代は7月1日から、構成比率は少ないものの60代が6月30日から。

また7月15日あたりから70代以上と10歳未満が増えつつある点が気になります。