025年11月19日(水)に開催された兵庫県知事の定例記者会見では、若者との対話の重要性から、人材育成をテーマにした体験イベント、さらには県内の重要課題への対応まで、兵庫県の未来に関わる重要な発表と活発な質疑応答が行われました。
知事記者会見(2025年11月19日(水曜日))概要
関西学院大学で未来を担う若者と直接対話
兵庫県は、未来を担うZ世代をはじめとする若い世代との意見交換を非常に重視しています。今回は、関西学院大学法学部の授業「地域政策論1」と連携し、「関西学院大学・兵庫県知事ミーティング」の開催が発表されました。
- 日時・場所: 11月27日 11:00より、関西学院大学 西宮上原キャンパスにて。
- 内容: 知事による県政概要・主要施策の講演後、学生グループが観光振興や地元企業への就職をテーマに政策提言し、意見交換を行います。
- 狙い: 若者の自由な発想を取り入れるとともに、学生に県政への理解を深めてもらい、県内への人材定着や公的機関への就職への関心を高めることが期待されています。
スキルアップを応援!「ハロトレフェス2026」で未来の仕事を探そう
就職や転職に役立つ公的職業訓練(ハロートレーニング)の魅力を体験できるイベント、「~公的職業訓練・体感イベント~ ハロトレフェス2026」の開催が告知されました。
- 日時: 令和8年1月14日(水)
- 場所: 神戸市内
- 魅力: ロボットプログラミングやカンナ削りなど7種類の体験コーナーを設置。さらに、溶接の全国大会で最優秀賞に輝いた修了生によるトークショーも開催されます。
- 目的: 「ものづくり県」としての兵庫県の技術を未来へ継承・発展させるため、ITやWebを含めた幅広い分野での人材育成を推進します。入場・参加費は無料です。
緊急対応を検討! カキ養殖被害と地域経済支援
記者からの質疑応答では、兵庫県西播磨地域で深刻化しているマガキの大量死に関する対応が焦点となりました。
- 被害状況: 例年以上の高い水温などが原因とみられ、西播磨地域では約8割のマガキが死亡するという甚大な被害が報告されています。
- 県の対応: 被害者への資金繰り対策が急務であるとし、「豊かな海づくり資金」の災害資金活用や、利子補給などを行うための補正予算案を12月議会に提出する方針を明らかにしました。
- 観光支援: カキの出荷時期が遅れる見込みであることから、漁業者支援に加え、地域の観光誘客をサポートするためのPR・キャンペーンも一体的に検討するとしています。
その他の重要トピック
- 経済対策と「はばタンPay」: 国の経済対策による重点支援地方交付金の拡充を受け、情報漏えい対策を強化した上で、「はばタンPay」の追加実施を検討する考えを示しました。
- 公選法違反告発の不起訴: 読売新聞の質問に対し、一貫して「適正、適法」に対応してきたという認識を強調し、不起訴の結論が出たことで「一定の決着がついた」との見解を示しました。
- クマ対策とハンター育成: ツキノワグマ対策として、専門家による個体管理を続けつつ、猟銃・狩猟免許の新規取得者を増やすための普及啓発や体験の機会を設ける地道な取り組みを続けていくと述べました。

知事記者会見(2025年11月19日(水曜日))
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