震災30年に向けて、国内外の多くの人々に訪れていただき、震災の教訓を未来に継承していく施設となることを目指し、展示改修が行われていた神戸港震災メモリアルパークの改修が完了。1月10日(金)より全面オープンされます。
主な改修内容
(1)メモリーウォールの設置
メモリアルパークへの誘引性を高めるため、既存壁面の間に新規造作パネル「メモリーウォール」を設置しました。
(2)展示パネルの改修
老朽化した展示パネルを改修するとともに、現在や未来の神戸港の姿までテーマを広げて展示の再構成を行いました。また、阪神・淡路大震災の概要を学べる展示パネルを新設しました。
(3)映像施設の改修
より見やすくなるように、モニターの大型化、映像のパート分け、多言語の字幕表示を行いました。
(4)「タイムスコープ」(デジタルコンテンツ)
来訪者が震災の被害の大きさを視覚的に感じられるように、震災遺構部分に震災前・震災時・現在の写真をスマートフォン上で見比べられるAR(拡張現実)を導入しました。
(5)多言語対応
外国人観光客にも展示を分かりやすく理解して頂けるように、現地の2次元コードから多言語のWEBページに誘導するなど、英語・中国語・韓国語の多言語対応を行いました。
メモリーウォール(イメージ)
新設した展示パネル(阪神・淡路大震災の概要)
神戸港震災メモリアルパークについて
メリケンパークの北東部に位置する「神戸港震災メモリアルパーク」は、メリケン波止場の護岸部分(約60m)を被災したままの状態で保存するとともに、神戸港の被災状況やその復興の過程を中心に、震災の教訓と港の重要性を後世に伝えることを目的として、1997年7月(平成9年7月)に完成した施設です。
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