姫路市は、ポーランドのクラクフ市にあるヴァヴェル城との姉妹城提携をきっかけに、ポーランドに避難しているウクライナの子どもたちを姫路に招待する「善意と友好の絆」事業を行います。
この取り組みは、2024年10月10日に予定されている姉妹城提携後、初の国際交流イベントとして実施される予定です。
ウクライナ避難民を姫路に招待、レスパイト支援を提供
ロシアによるウクライナ侵攻が長引く中、多くのウクライナ人が未だポーランドに避難しており、自国に戻れない状況が続いています。
今回の「善意と友好の絆」事業では、ポーランドに避難している12歳から16歳のウクライナ避難民10名とその引率者1名が招待され、姫路市での交流や文化体験、さらには日本各地での学びの機会が提供されます。
ウクライナの子どもたちとの交流で姫路市の国際化を促進
姫路市は、ウクライナの子どもたちを招待することで、姫路の子どもたちが世界とのつながりを感じ、国際的な視野を広げることを目指しています。
同年代のウクライナ避難民との交流を通じて、戦争の現実を知り、日本とウクライナ、ポーランドの間に築かれた善意と友好の歴史を実感する機会を提供していく予定。
また、この取り組みは姫路市の国際化をさらに進展させ、未来に向けた新たな国際交流の一歩となることが期待されています。
多彩な行事予定でウクライナの子どもたちを歓迎
滞在期間は2024年10月19日から11月3日まで。
子どもたちは、姫路城の見学や地元中学校生徒との交流、文化・自然体験を通じて日本の魅力を体感します。
また、敦賀市にある「敦賀ムゼウム」や在日ウクライナ大使館を訪問し、歴史や文化の学びも深める予定です。最後には、お別れ会も予定されており、心温まる交流が期待されます。
地域社会と企業の協力で実現する「善意のプロジェクト」
このプロジェクトは、姫路市や姫路市文化国際交流財団が主催し、全日本空輸株式会社や東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が協賛。
さらに、在日ウクライナ大使館や敦賀市、福田会など、多くの団体や企業が協力して実施されます。こうした地域や企業の善意が結集し、ウクライナ避難民の子どもたちにレスパイト支援(休息の場)を提供することで、心身の癒しと未来への希望を届ける取り組みとなっています。
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