兵庫県加西市で長年愛されてきたブドウ「ベリーA」。伝統の品種に光をあてるべく始まった「兵庫リブランディングプロジェクト」は、高校生、大学生、そして地域が一体となり、新たな未来を切り拓いています。
そしてこの度、次世代を担う女子高生と女子大生からなる「JD&JKチーム」の熱い想いが詰まった新スイーツが、ついに誕生しました。
※JD:女子大生、JK:女子高生
JD&JKチームが挑んだ、ベリーA新メニュー開発第二弾
8月25日、加西市北条町にあるEK.DELICAFE(イーケ―デリカフェ)にて、播磨農業高校と甲南大学マネジメント創造学部CUBEのフィールドワークチームA-CUBEの学生が共同で進めるベリーA活用メニュー開発の最終選考会が行われました。
この日、主役を務めたのは、両校の女子学生で結成された「JD&JKチーム」。
女性ならではの視点で、「かき氷」「パフェ」「ソーダ」という3つのスイーツを考案。試食会では、味や見た目、そして価格設定や商品名に至るまで、真剣な議論が交わされました。
「自分たちが丹精込めて育てたベリーAを、もっと多くの人に知ってほしい」。女子高生が語る、素直で真っ直ぐな言葉の裏には、愛情を注いできたブドウが報われてほしいという切実な願いが感じられます。
一方、「商品化されて本当に嬉しい」と喜びを噛みしめながらも、「でも、実際に販売されたときの反響が正直、不安です」と胸の内を明かす女子大生。
その言葉には、プロジェクトを成功させたいという強い責任感と、繊細さが入り混じります。
加西市観光課も「この取り組みが、加西市のブドウを知る大きなきっかけになってほしい」と、未来への期待を語ります。
彼女たちの真剣な眼差しと、成功を願う熱意は、地域全体を動かす大きな力となっています。
「ベリーえぇ」シリーズ、8月30日より販売開始
そしてこの度、EK.DELICAFEがある「えぇもん王国」と「ベリーA」という、それぞれのアイデンティティを掛け合わせたネーミングで、新メニューの販売が決定しました。
これらは播磨農業高校の生徒が丹精込めて育てたベリーAを主役にした、こだわり抜いた一品です。
※商品は8月25日時点。販売開始時には盛り付けなどが異なる場合があります。
ベリーえぇかき氷:1,380円
ふんわり削られた氷に、濃厚な自家製ベリーAソースをたっぷりとかけました。
トッピングのまろやかな生クリームと、宝石のように輝くフレッシュなベリーAをひと匙。ひんやりとした口どけの中で、ブドウの芳醇な香りとクリームのコクが溶け合い、一口ごとに幸福なハーモニーを奏でます。
ベリーえぇパフェ:1,680円
見た目にも華やかな、ベリーA尽くしのパフェ。
グラスの中には、甘酸っぱいベリーAソースと、爽やかなゼリーが層をなし、食感の楽しさを演出します。EK.DELICAFEで人気のバスクチーズケーキをトッピング。濃厚でクリーミーなチーズケーキと、みずみずしいベリーAの組み合わせを楽しむことができます。
頑張った自分へのご褒美にぴったりの、贅沢な一品です。
ベリーえぇソーダ:800円
ブドウ本来の風味を存分に楽しめる、爽やかなソーダです。
グラスの底に沈む濃厚なベリーAソースと、キラキラと輝く炭酸水。さらに、凍らせたベリーAをゴロゴロと入れました。軽くかき混ぜてひと口飲めば、ブドウの優しい甘みと、炭酸の心地よい刺激が口いっぱいに広がります。
暑い日に喉を潤すのに最適な、見た目も涼しげなドリンクです。
販売は8月30日から、ブドウの出荷が可能な9月末頃までの期間限定。
一粒のブドウから始まったこの取り組みは、単なる商品開発にとどまらず、地域の誇りと歴史を未来へ繋ぐ大きな物語へと成長しています。
JD&JKチームが考案した「ベリーえぇ」シリーズ。加西の新たな名物となり、ベリーAの歴史と魅力を未来へと繋いでいくことを期待せずにはいられません。








































COMMENT
「【加西ベリーA】旬の味覚ぶどう、新スイーツ「ベリーえぇ」シリーズ誕生!高大連携プロジェクトの挑戦/加西市」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。