兵庫県丹波篠山市産「丹波篠山黒枝豆」の販売解禁日が10月7日に決定。おせち料理の煮豆に使われる高級品種「丹波黒」を完熟前に、枝豆用に収穫した「丹波篠山黒枝豆」。一般的な枝豆に比べ、大粒で甘みが強く、10月の約2~3週間しか食べることができないため、「幻の枝豆」と呼ばれています。
「丹波篠山黒枝豆」とは?
「丹波篠山黒枝豆」は、おせち料理の煮豆に使われる高級品種「丹波黒」を熟成途中で収穫した枝豆です。「丹波黒」発祥の地である兵庫県丹波篠山市では、約3000軒の農家が栽培に取り組み、日本一の生産量と品質を誇ります。
「丹波篠山黒枝豆」の収穫期間は1年のうち、たった2~3週間。早出し競争等を防ぎ品質を保つため、2006年から販売解禁日を設けており、期間中は市内各地の販売所や収穫を体験できる農園が多くの観光客でにぎわいます。
盆地特有の寒暖差による深い霧と粘土質の多い土壌で育った黒枝豆は粒が大きく、独特の甘みやコク、ほくほくとした食感が特徴です。期間中も日を追うごとに熟成が進み、見た目や味わいが大きく変わります。また、茹でて食べるだけでなく、フライパンやグリルでつくる焼き枝豆、炊き込みご飯、パスタの具材など、さまざまな食べ方を楽しむことができます。
丹波篠山黒枝豆をはぐくむ「丹波篠山の黒大豆栽培」は、令和3年に農林水産省の「日本農業遺産」に認定されました。村ぐるみで生産に取り組んだり、大きく丸いものを選別して育てることを繰り返したり、江戸時代300年以上前から行われてきた独自の伝統的な農法を今も受け継がれています。一般的な黒大豆は開花から成熟するまで約70日かかるのに対し、丹波黒は約100日と長く、30日近くも多く養分を蓄積しながら成熟し、粒が大きく成長します。その分、栽培に多くの手間と時間が必要なことから「苦労豆」とも呼ばれています。
「丹波黒」は品種の名前なので、丹波篠山市以外で作られても「丹波黒枝豆」と呼ばれることがあります。人気の高さから、丹波篠山市以外の地域でも丹波黒の枝豆を栽培されることが増えていますが、丹波黒発祥の地であり、日本一の生産量と品質を誇る兵庫県丹波篠山市の黒枝豆こそが「ほんまもん」です!伝統的な栽培技術に裏打ちされた確かな味をぜひお楽しみください。
ふるさと納税でも予約受付中
丹波篠山黒枝豆は、兵庫県丹波篠山市へのふるさと納税の返礼品としても多数出品されています。10月上旬の解禁を前に、先行予約分がすでに200件を超えているとか。
寄付金は、丹波黒の生産振興をはじめとする「農の都としての農業振興に関する事業」などに活用されます。
丹波篠山市ふるさと納税特設サイト
COMMENT
「【丹波篠山市】幻の枝豆『丹波篠山黒枝豆』2023年の解禁日が10月7日に決定。ふるさと納税でも人気」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。