11月30日、兵庫県福崎町八千種(やちくさ)にある春日山(標高198メートル)の山頂で、空の下、初めての「大声コンテスト」が開催され26人が熱い想いを叫びました。
このユニークなイベントは、町が毎年開催している登山イベント「いざ登らん! 春日山城!」の一環として企画されたものです。
叫んでスッキリ!参加者たちの熱い想い
このコンテストでは、参加者は山頂に設けられたお立ち台から、眼下に広がる田畑や住宅街など福崎の町並みに向かって、好きな言葉を10秒間に収めて叫びました。
その声の大きさは、約3メートル先に置かれた騒音計で記録。
特別賞は歴史ロマンあふれる叫び!
このコンテストでは、小学生以下、60歳以上、一般の3部門で競われました。日頃のうっぷん晴らしや、山城の歴史に思いを馳せる参加者など、町内外から26人が集まり、爽快感を味わいました。
福崎町 尾﨑町長も60歳以上の部門に出場し、「福崎町大好き」と叫んで2位に輝きました。
小学生以下の部で優勝した今田陽さんは、町の人気キャラクターの名前「ガジロウ」と叫び97.8デシベルを記録。
フレーズの面白さに贈られる特別賞を受賞したのは、置塩城跡(姫路市)のボランティアガイドを務める日野有香子さん。
彼女は「殿、城が落ちました!」と叫び、応仁の乱や羽柴秀吉軍に攻め落とされた春日山城の歴史に思いを寄せました。
各部門のベスト3入賞者には、地元米や福崎町名物「かっぱサイダー」一箱などの賞品が贈られました。
春日山城ってどんなところ?
春日山城は、建武年間(1334〜36年)に築かれたとされる山城で、播磨の守護である赤松氏の配下、後藤基明が初代城主と伝えられています。山頂には食糧庫跡とみられるくぼ地も残っています。
福崎町では、このユニークなコンテストを通じて、登山に新たな楽しみ方を加え、観光客に繰り返し訪れてもらいたい考えです。








































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