2024年11月30日(土)から、姫路市立美術館のコレクションギャラリーで特別展示「ちょっと昔の姫路の風景」が開催されます。
今回は、美術館が所蔵するコレクションの中から、姫路の過去を描いた絵画を中心に展示し、再開発や老朽化などで姿を消した街の情景を紹介します。
絵画で見る「少し昔の姫路」の風景
写真とは違い、絵画はその時代の雰囲気や空気感を伝える特別な力を持っています。
今回の展覧会では、姫路市内のかつての街並みを描いた風景画が展示されます。展示される絵画の中には、再開発や改装で姿を消してしまった民家や店舗、工場、公共施設など、今は見ることができない懐かしい風景が多く含まれています。
多彩な表現で描かれた姫路の街並み
日本画、油彩画、水彩画、版画など、さまざまな表現方法を通じて描かれた「ちょっと昔の姫路」の姿。
それぞれの画家たちが、消えゆく街の風景を自らのスタイルで描き残しています。展覧会では、作品ごとの個性が光る、姫路の少し昔の姿を感じることができるでしょう。
出展される主な作品
今回の展示では、以下のような作品が紹介されます:
- 榎倉省吾《秋(姫路城解体)》 1958年(昭和33年)
- 丸投三代吉《白い壁》 1955年(昭和30年)
- 梶一郎《不詳(旧市役所庁舎)》 1980年(昭和55年)
- 乾太《野里小学校周辺》 1983年(昭和58年)
- 内海敏夫《野里門 旧拘置所前》 1982年(昭和57年)
これらの作品は、姫路の街の歴史を振り返るだけでなく、当時の生活や雰囲気を感じ取れる貴重なもの。
展覧会の詳細情報
- 会期:2024年11月30日(土)~2025年2月2日(日)
- 会場:コレクションギャラリー
- 休館日:毎週月曜日(1月13日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)、1月14日(火曜日)
- 観覧料:無料
ボランティアガイドによる解説会も実施
展示期間中の毎週土曜日、午前11時からは、ボランティアガイドスタッフによる解説会が開催されます。
作品にまつわるエピソードや、絵画に込められた当時の背景などを知ることができる絶好の機会です。さらに、他のイベントも予定されており、詳細は随時公開されます。
姫路の街の歴史を肌で感じるチャンス
「ちょっと昔の姫路の風景」展は、懐かしい風景を通じて姫路の歴史や文化に触れる良い機会です。姫路の変遷を感じながら、街の今と昔を楽しむことができます。美術館の無料展示で、家族や友人とゆっくりと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、会場で姫路の昔の風景にタイムスリップしてみてください。
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