厚生労働省、新卒者内定取消し、新型コロナの影響、91％

厚生労働省は22日、令和3年3月に大学や高等学校などを卒業して就職予定であった者のうち、内定取消しとなったり、入職（入社）時期が延期（繰下げ）となった者の状況（令和3年8月末現在）を取りまとめ公表しました。

令和3年3月に卒業した学生生徒のうち、内定取消しとなった者の数は 136 人・37 事業所、入職時期繰下げとなった者の数は 157 人・14 事業所。

また内定取消しの136人のうち124人（91.18％）、入職時期繰下げとなった157人のうち154人（98.09％）が主として新型コロナウイルス感染症の影響によるものとなっています。

採用内定取消し状況

産業別での内定取り消しは卸売、小売業が75人、地域別では南関東で82人ともっとも多くなっています。

※（ ）内の数値は、主として新型コロナウイルス感染症の影響によると考えられるもの

学校種別

中学生	0
高校生	20（ 13）
大学生等	116（111）

産業別

※上位3種

卸売、小売業	75（ 74）
製造業	19（ 16）
医療、福祉	14（ 10）

地域別

※上位3種

南関東	82（ 77）
東海	16（ 14）
近畿	10（ 10）

南関東（埼玉、千葉、東京、神奈川）

入職時期繰下げの状況

産業別での入職時期繰下げは運輸、郵便業が73人、地域別では南関東で92人ともっとも多くなっています。

※（ ）内の数値は、主として新型コロナウイルス感染症の影響によると考えられるもの

学校種別

中学生	0
高校生	47（ 46）
大学生等	110（108）

産業別

※上位3種

運輸、郵便業	73（ 73）
生活関連サービス、娯楽業	31（ 31）
宿泊、飲食サービス業	14（ 10）

地域別

※上位3種

南関東	92（ 92）
近畿	30（ 30）
九州	30（ 30）

南関東（埼玉、千葉、東京、神奈川）