「ソーイングを通じて幸せの輪を広げたい」
加古川市で「小さな洋裁教室 お針子Cafe」の運営や服飾デザイン、洋裁リメイクなども手がける Anythig abou towa(エニィシグ アバウトゥワ)が、一生使える裁縫セット「音琴 otokoto」を2022年2月発売。
男性だって裁縫は楽しい!ソーイングを楽しむのはカッコイイこと、と未来のソーイング男子向けてもキャンペーンが展開される「音琴 otokoto」。
裁縫セットは鋏サイズにより66,000円(税込)から、と決して安くはない価格設定ですが、手入れをすることで一生使い続けられる高級裁ちばさみ「庄三郎」とをはじめとする長年裁縫ユーザーに愛されてきた日本製を中心に使いやすく耐久性の高い道具ばかり集めた裁縫セットなっています。(メジャーのみドイツ製)
ハサミは細かな作業や手の小さい方におすすめの200㎜、220㎜標準型。一般的なサイズ240㎜標準型にプロ用の上作240㎜の4種類が用意されています。(選択するサイズによって価格は変動)
日本のモノづくりを応援したい!
自身の経験から「使いやすい道具で技術をカバーできれば裁縫に対するイメージが変わる」、「良い道具を作る職人がいるのは日本の誇り、その道具の良さを広めることで職人を守ることに貢献できれば」という思いから裁縫セットが生まれたという、Anythig abou towa(エニィシグ アバウトゥワ)代表の溝口さん。
セットの中で一番苦労したのはケースだったようで、当初は合皮でイメージし、形状が決定しましたが「一生使う」というコンセプトに妥協できない、と経年経過も楽しめる上質なレザーに。
使い続けるほど手に馴染み愛おしくなる道具達のケースは経年経過で味わいを増すレザー製で、製作は福崎町で皮製品をデザイン、制作する革工房whim(丸福化成株式会社)が担当しています。
「親から子へ 子から孫へ」もの作りの楽しさを伝え、思い出とともに受け継いで欲しいと、溝口さん。
今後は海外での販売も視野にECショップを展開。イギリスやドイツなど海外でのジャパンブランドとしての展開も考えています。
問い合わせ先 anything.abou.towa@gmail.com
一生使える裁縫セット「音琴 otokoto」
使いやすく耐久性の高い道具
切れ味が悪くなれば研いで繰り返し使える鉄造製の高級裁ちばさみ「庄三郎」をはじめとする長年裁縫ユーザーに愛されてきた日本製を中心に。
日本のはさみの原形、高級裁ちばさみ「庄三郎」
1800年代中頃、日本では今までの旧習を破り、積極的に欧米文化の影響を受け入れ、庶民の被服は急激に洋装化。
従来、日本の裁縫道具の中で切るものといえば直線的に切る包丁のような形の物裁包丁か、細部を切るニギリ鋏だけしかなく、刀に代表される刃物に慣れ親しんだ日本人にとって、当時の欧米式はさみは、機能的に満足するものの、品質的には決して満足のいくものではありませんでした。
この頃、刀鍛冶であった吉田弥十郎(銘:弥吉)(1860-1901)は、自らの刀鍛冶技術を生かして、“日本のはさみ”の製作研究し、欧米式のはさみに日本刀のもつ鋭さを与え、またはさみ全体の軽量化を図り、独自のはさみを作り上げ、現在の日本のはさみの原形とされています。(「庄三郎」公式ホームページ)
A4サイズのコンパクト設計
音琴otokotoは横29センチ縦20センチほぼA4サイズで 厚さ7センチ。 道具それぞれの形にくり抜かれた内装ウレタンフォームに収納しているので使いたい道具がすぐに取り出せて、立てて本棚に収納することもできます。
ケースは大切にされるレザーで
経年変化を楽しむ『きなり』とスタイリッシュな『ブラック』の2色をご用意。今後は「りか活」など裁縫ユーザー別にシリーズ化も予定。
作業をアシストするケース
蓋を立てることで道具を取り出しやすくて、しまいやすい。作業をアシストするケースを可能にしました。またスマートフォンフォルダー内蔵し、スマートフォンを使いながら作業ができます。
ZOOMでのWEBレッスンを見ながらや音楽を聴きながらの作業もOK。
COMMENT
「ソーイング男子も必見!一生使える裁縫セット「音琴 otokoto」発売│加古川」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。