2024年10月10日、姫路城(兵庫県姫路市)とポーランドのヴァヴェル城が、オンライン形式で姉妹城提携の正式な締結式を行います。
両城は令和5年11月、姫路市長のポーランド訪問をきっかけに姉妹城提携に関して基本合意し、今回の締結を迎えることとなりました。
姉妹城提携の背景と協力内容
姫路城とヴァヴェル城は、ともに世界文化遺産に登録されていることに加え、SDGs(持続可能な開発目標)に共に取り組んでいます。
姫路市は「SDGs未来都市」としてゼロカーボンシティを表明しており、ヴァヴェル城が所在するクラクフ市も2030年までに公共交通分野でゼロ・エミッションを目指しています。
この共通の目標を背景に、持続可能な観光の創出や文化交流の促進、新たなビジネスチャンスの開拓が提携の主な協定事項として挙げられています。
締結式の詳細
- 開催日時: 2024年10月10日(木曜日)午後5時30分から午後6時00分まで
- 場所: 姫路市役所 秘書課特別会議室(オンライン形式)
- 出席者: 姫路市長 清元秀泰、ヴァヴェル城ダイレクター アンドリュー・ベトリッジ
締結式では、両城代表による挨拶、協定内容の確認、署名式、意見交換が行われる予定です。
ヴァヴェル城の概要
ヴァヴェル城は、ポーランドのクラクフ歴史地区に位置し、10世紀に建設が始まりました。
14世紀にはポーランド王カジミェシュ3世の下で大規模な拡張が行われ、1978年に世界遺産に登録されました。
クラクフは約600年にわたりポーランドの首都として栄え、侵略の中でも奇跡的にその歴史的建造物が保たれたエリアです。
今後の展望
今回の姉妹城提携により、両都市の観光や文化、経済面での相互発展が期待されます。特に持続可能な観光やSDGsへの意識向上、さらなる文化交流の深化に向けた取り組みが進められる予定です。
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