兵庫県出身の漫画家、月本千景さんがメディアプラットフォームnoteで連載したマンガ「病気で学校に行けなかった私が漫画家になるまで」が、『学校に行けなかった中学生が漫画家になるまで-起立性調節障害とわたし』として中央公論新社から2021年12月9日(木)に発売。
本書は、月本さんが中学生の頃に発症した「起立性調節障害」について、その症状や付随して起こる人間関係の悩みなどを振り返ってつづられた闘病コミックエッセイ。
『学校に行けなかった中学生が漫画家になるまで-起立性調節障害とわたし』
病気の兆候は、授業中に突然起こった――
度々起こる記憶喪失。それに伴い、コミュニケーション能力と学習能力の低下が著者・チカゲを襲います。原因がわからず戸惑うチカゲは、「何とかしなければ」とさまざまな対策を試みるが、それでも最も症状が重い思春期はベッドから起きあがることもできなくなり、不登校に。
(略)
病名が判明するまでの混沌とした気持ち、診断がついた瞬間の安堵、家族や友人・先生など周囲への感謝、「皆と違う」ことへの不安、夢への希望を持つことの大切さ、さまざまな感情に気づき、迷いながらも成長していく。
著者 | 月本 千景 |
発行 | 中央公論新社 |
定価 | 1,430円 |
ISBN-10 | 4120054853 |
ISBN-13 | 978-4120054853 |
著者・月本千景
1994年兵庫県生まれ。漫画家。作家エージェント会社「コルク」所属。中学生のころに「起立性調節障害」を発症し、3年間ほぼ不登校に。闘病しながら通信制の高校に通い、将来の進路を意識し始めたころ、自分にできることは何かを考えて漫画家になることを決意。22歳で某マンガ雑誌編集部の月例賞佳作受賞。
COMMENT
「月本千景『学校に行けなかった中学生が漫画家になるまで』noteが書籍化」についての追加情報、感想などをコメントまでお寄せください。