ホームページを完全に削除する
ユーザー目線で考えるのであれば「○○を持って閉鎖します」というようなページが一定期間表示されたのちにサイトが表示されなくなるような段階的な対応が必要ですが、「ホームページを完全に削除する」方法について考えてみます。
かんたんに言えば、ホームページは「サーバー上に制作したコンテンツ」の場所を「ネームサーバー設定」によって表示させているため、
- ネームサーバー設定の解除
- サーバー上に制作したコンテンツ(CMS)の初期化、アンインストール
を行えば表示はされなくなります。
ネームサーバー設定の解除
ドメイン(***.com)を契約してるサービスにログイン。ネームサーバー設定を初期設定に戻します。
ホームページデータのバックアップ
必要に応じてデータを復旧できるようバックアップしておきます。(※確実に不要な場合は必要ありません)
サーバーの管理画面からCMSを削除
あわせてサーバーでのドメイン設定を削除しておきます。
Googleインデックスの削除
ホームページを運用していると検索結果に表示されますが、検索結果で表示されないよう、インデックスを削除します。
Googleの検索で【site:】につづけてドメインを入力するとインデックス(登録)されているページ数が表示されます。
サイトの規模にもよりますが、アクセスしてほしくないという場合はインデックスを削除しておきましょう。
Google Search Console
メニューの「削除」からインデックスの削除をリクエストします。
入力ボックスに運用していたhttps(http)から始まるサイトURLを入力します。
今回はサイト全体のインデックス削除が目的のため「このプレフィックスで始まるURLをすべて削除」を線選択。
サイト全体とすべてのバージョンが約 6 か月間 Google 検索からブロックされ、非表示に。(即時反映されません。)
6ヶ月以降でGoogleがサイトにアクセスした際にはサイトは存在していないため、完全に検索結果から削除されます。
結果
ネームサーバーの変更はwhoisではすぐに行われますが反映が完了するには24時間から最大72時間程度。
SSL対応のサイトを削除すると反映前の場合は以下のような画面が表示されることになります。
理想的な流れ
- ①削除する日を決定
- ②ホームページで「ホームページを閉じる」旨を表示。
- ③必要であれば①のみを表示するようにリダイレクト設定
- ④必要なデータのバックアップ(サーバー、メール)
- ⑤独自ドメインメールで運用をおこなっている場合は、取引先等へ削除となる日を連絡
- ⑥Googleインデックスの削除
- ⑦ネームサーバー変更
- ⑧ネームサーバー反映完了後
- ⑨サーバー削除
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