車も当たる！？若者のワクチン促進へインセンティブ

20代、30代の世代を中心に新型コロナ感染が拡大するなか、若者世代へのワクチン接種を促す取り組みが進んでいます。

ワクチンインセンティブ

「インセンティブ」は奨励、報奨、転じて動機付け、見返り、など様々な訳がされますが、歯に衣着せぬ言い方をするのであれば、「ポイントやモノ、特典で釣る」ということ。

兵庫県では新型コロナ第5波への対応「対策パッケージの強化（8/30）」に記載の通り、若者ワクチン接種促進に向けた取り組みの一つとしてインセンティブの付与を検討中。

新型コロナ第5波への対応「対策パッケージの強化（8/30）」

知事は8月18日、質疑応答の中で「インセンティブは、できるだけプラスの面でこれを打つことによって、例えばポイントなどを付与できるというプラスのインセンティブをどうしていくか、というのを検討していきたい」と回答。

兵庫県では具体的なインセンティブ内容は確認できませんが、すでに実施中の県もあり、なかには車が当たるものも。

おおむね対象を20代、30代限定としており、抽選形式であることから接種者全体へ特典を与えるものではありません。

インセンティブの導入にあたってはワクチンの接種、非接種など社会的な排除や分断を生じさせないような慎重さが必要になりそうです。

ワクチンインセンティブの取り組み

愛知県

うさ

2万人って対象年齢に対してどれぐらい？

愛知県公表の年齢5歳階級別人口による最新「2021年5月1日現在」では20歳から39歳までの人口は約1,710,000人。全員接種を受けた場合は、約1.17％（約86人にひとり）の20代、30代に食事券があたる割合。

群馬県

群馬県の20歳から39歳までの人口は「群馬県年齢別人口統計調査結果（令和元年10月1日現在）」によると約375,000人。

全員接種を受けた場合、0.094％（約1060人に1人）の方がインセンティブを受け取れるでしょう。（集計から2年ほど経過しているため実際には異なります）