ここからは実際の運用状況での「テーマ」と「プラグイン」の相性問題についての対応やカスタムなど、運営の覚え書き。
お手元の環境によってはまったく関係ないケースもあるのでご注意ください。
運用環境
WordPress | 5.6.4 |
PHP | 7.3x |
テーマ | 「lightning」&「cocoon」マルチ |
テーマの印象として当環境では「lightning」はカスタムが容易で、相性問題が出るプラグインも稀。その代わりに不足する機能を補うためにプラグインの追加数は多め。
「cocoon」はテーマ自体に多くの機能が含まれているため、追加プラグインは少ないでしょう。当サイトでも導入と併せて不要になったプラグインが多くありました。
ただ「cocoon」という枠での運用になるため、固定ページを生成するショップやイベント系プラグインとは相性の問題で別途カスタマイズが必要になるケースも。
問題が発生したプラグイン
Elementor
利用ページについて「Multiple Themes」で「cocoon」以外に設定することで回避。
The Events Calendar
有効にすると「Constant ****** already defined」がcocoonで多発。
Constant ****** already defined
「The Events Calendar」で定義された定数が二重定義されるため、出る。(テーマの問題ではなく併用側の問題)
該当ファイルを修正。子テーマ内では修正ファイルが有効にならなかったため、親テーマ内を上書き。
レイアウトのくずれ
「The Events Calendar」での生成ページを別テーマで運用することを考えたが、統一感、という点から「cocoon」上でくずれないようpostについてはCSS等を修正。pageは「lightning」
WooCommerce
停止中。決済などが発生するため、公開までの見通しは不明、別サイトを立ち上げた方が早い?
「テーマ」の変更は慎重に。
様々な事情で「lightning」単体から21年2月から「cocoon」併用にしている当サイトですが、EC機能については別サイトを立ち上げることに。
SEOの点で言えば、同一ドメイン内であれやこれや運用したいところですがサーバー仕様のこともあり、あまり高負荷はかけられません。
気軽に見た目や、機能も大幅に追加ができる「テーマ」ですがSEOの点から言えば変更は慎重に検討しましょう。ヘッダーやページ構成が変わることで検索エンジンがサイトについて正しく評価できるまでに数週間から数ヶ月かかることもあります。
ただ、独自カスタムでSEO対策している場合に伸び悩んでいる場合は変更も一手(コンテンツの対策はしている前提で)。
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