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【神戸市】自治体が市内の医療機関へ「遠隔ICUシステム」を導入

【神戸市】自治体で国内初「遠隔ICUシステム」を導入

神戸市は新型コロナウイルス感染症患者の入院受入れを行う市内の医療機関に「遠隔ICU(集中治療支援)システム」を導入。

集中治療専門医が遠隔地からネットワークを通じて診療支援を行うことにより、「重症化の早期発見」など感染症患者への適切な医療の提供と市内の医療提供体制のさらなる充実を図ることが目的で自治体が、新型コロナウイルス感染症対応のため、民間の医療機関に対して遠隔ICUシステムの導入を支援するのは、国内初の取組。

目的

  • (1)市内医療機関において、新型コロナウイルス感染症患者に対し適切な治療を提供するとともに、患者の重症化をいち早く察知し、中央市民病院に搬送して迅速な対応を行う。
  • (2)市内医療機関が安心して感染症患者を受け入れることができるようにし、軽症・中等症患者向け病床をさらに確保するとともに、現場の医師・看護師の負担軽減につなげる。
  • (3)上記(2)により、重症化を恐れて感染症患者が市内医療機関から中央市民病院に早期に転送されることを抑制し、同病院が重症患者への対応を重点的に行うことができるようにする。

事業内容

式会社T-ICUが提供する「遠隔ICU(集中治療支援)システム」を市内の医療機関に導入して、T-ICUに登録している集中治療専門医が待機するサポートセンターとネットワークでつなぎ、生体情報モニター、電子カルテ等の情報を共有してコンサルテーションを行う。

新型コロナウイルス感染症患者への対応については、神戸市立医療センター中央市民病院が感染症指定医療機関としての実績を踏まえ、T-ICUに対してその知見を共有し、治療方針等の助言を行う。

スケジュール

  • 2020年4月~ 中央市民病院と西市民病院及び西神戸医療センターの間で試行的に導入し、有用性について検証
  • 8月      市内医療機関での導入先調整
  • 9月      システム設置、運用開始
  • 2021年3月末   事業終了予定(ただし、新型コロナウイルス感染症の状況により延長の必要性を検討)

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